2015年11月14日

ワードの字下げ

実用上の話。
エディタにワードを使う人は多いだろう。僕もだ。
ところで検索ワードを見ると、
「ワード 三文字下げ」というのがあった。
ト書きの三文字下げを、いちいち全角スペースで埋めていくのは面倒なので、
自動化する方法はないのだろうか、という悩みだろう。

ズバリ答える。
手でやれ。
(台詞の二行目以降の一文字下げもだ)

その程度の手間など、シナリオを書く手間を100とすれば、
1に満たない。
庭掃除だと思ってやりなさい。

リライトの時面倒だよね。
インデントだとワードのバージョンが違ったり、
winとmac行き来したりするとおかしくなるよね。
pdf化したときなんかずれることもあってイライラする。
実用上、おかしなことが起こるから、手でスペースを入れることにしている。


僕は執筆は白紙に手で書き、打ち込んで清書とし、
リライトは紙焼きに手で書き込み、打ち込みファイルを修正する。
つまり、執筆と清書を段取りで分けている。
ワード上で執筆と清書を同時に出来ないと覚悟したからだ。

ということで、スペースを入れる手間は、清書の工程に含むので、
思考を邪魔されない。
誤字脱字探しや表現を練ることは清書工程と割りきるので、
一見無駄手間だけど合理的だと思います。


あ、ワードでもうひとつ。
シーンの頭「○」のあとに場所(と時間)を書いたあと、
リターンを押さないこと。
箇条書きモードが勝手にはじまって、インデントが変わるからだ。
横矢印ボタンでカーソルを移動させるといいよ。


縦中横やら…のことやらあるし、
第一執筆の時は誰の発言か書かずに省略して、
「」「」「」とラリーを書いて清書のときに名前を入れる。
ワードは「写植器」と思い、「執筆道具」扱いしていないです。
執筆道具は紙とペンには敵わない。

効率悪いって?
最も面白いものを書くために、
効率のいいことをやってるだけです。
それは、執筆にノイズを入れないことだと思う。
posted by おおおかとしひこ at 13:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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