思いついたので追加。
初級者: 批評に慌て、凹み、傷つけられる
中級者: 批評を糧にし、様々な考え方を学ぶ
上級者: 批評などとうに自分のなかで終わってから世に出している
初級者: 自分を書く
中級者: 他人の中に自分を見つける
上級者: 他人と他人を書く
初級者: 分かってほしい
中級者: こういうのは面白いと思いますがいかが?
上級者: 君たち、今から面白い話をするよ
初級者: 変更不可
中級者: 柔軟に対応
上級者: どんな変更もそれより詰まらなくなるのが自明、周りが最初に戻す
初級者: 脚本が主張
中級者: 役者や周りを生かす
上級者: 覚えてないけどすごくよかった
初級者: 打率(面白い本数/作った本数)が五割以下
中級者: 打率五割以上
上級者: 詰まらないのでも面白くしちゃう
初級者: 俺の言うことを聞けば良くなるんだよ、と言われる
中級者: あ、まあ、その考え方もいいですが、と言われる
上級者: ハイ納品、問題ないです、と言われる
あるある、なのか?
2015年12月03日
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過去記事ご紹介と、初級者、中級者、上級者について書いていただきありがとうございます!
表現のレベルについて、商業作品の中でいくつか検証してみたのですが、
「よく出来ている」と感じる物語は、レベル11くらいはありますね。
逆に、「そこそこだなあ」と感じるものは、レベル3とか、4でしたね。
僕自身が書いた物を見返すと、
せいぜいレベル3、上手く行って4くらい、といったところでした。
実感として、レベル3と、レベル11では、かなり違いがありました。
レベル3だと、一応形にはなっているのですが、話がとても「単調」に感じます。
逆にレベル11だと「よく練られている」「感心する」といった感があります。
とはいえ、仮に技術がレベル1「おもしろいセリフやギャグ」しか無かったとしても、それが飛び抜けて面白い場合もありますよね。
その場合は、レベル11と比べて低技術でも、そんなこと全く気にならないくらい面白いです(笑)
個別の技術にも、レベルの高い、低いがあるということですね。
一つが飛び抜けて高いと、それだけで成立する場合もあると思います。
今回のことを踏まえて…とりあえず自分はレベル3だと仮定しました。
そこで早速、それ以上のレベルのテクニックを使うよう意識して、ショート漫画のシナリオを書いてみたんですよ。
すると、明らかに以前のより「単調さ」がなくなって、良くなったような気がしています。(まあ、主観なので思い違いの可能性もありますが…)
シナリオというのは、
キャラがいる→揉め事おこり、行動する→解決→キャラに変化→テーマ分かる→終了
と書くだけでは、やはり単調なんですね。
その間に「伏線」や「象徴」「思ってることとやってることのギャップ」など、終了に行くまで一筋縄で行かないように練り込む必要があるんですね。
また、テーマが心に響くものだったり、大きく感情移入してしまうキャラがいたりすると、より良いですね。(これを書けるのが上級者でしょうね)
大岡さんがレベル別に分類して下さったお陰で、「上手い」「下手」の判断がし易くなったように思います。
ちなみに、イーデザイン損保のCMを拝見しましたが、やはり「上手い」ですね!
とても勉強になりました。
ありがとうございました!
ケルベロス
あの記事の「レベル」はあくまでも目安で、絶対的な指標ではないと思います。
将来的に僕がまた別の基準を考えるかも知れないし。
ストーリーというものを理解する、ひとつの物差しとして使って頂ければ本望です。
また、テクニシャンが最強ではないのは、
格闘技でもスポーツでも恋愛でもそうでしょうね。
人の心をどれだけ動かしたか、が本当のレベルだとは思います。
なんセンチ、とか数値化して測定できないけど。
イーデザインはもっと長い5分ぐらいのいいドラマがあったんですが、
所々の関係であの形に削られました。
手癖のテクニックですいません。