危険が迫り、大枠の目標が設定されたとしても、
物語はそこから前に進まない。
その大目標の部分集合である、
小目標の設定が肝心だ。
大学に合格しよう!という大目標があったとしても、
じゃ次に今やることが、
すぐにあるわけではない。
コツコツ勉強を一つ一つクリアしていくしかない。
しかしこれでは物語にはならない。
中間テストで偏差値5アップを、たとえば小目標にするのである。
苦手な英語をクリアする(小目標)ために、
単語ノートをつくり、どこでも見る(行動)のだ。
それをやれば抜き打ちテストがあっても(アクシデント)、
なんとかクリアしていく(リアクション。反応してからの行動)のである。
中間テストの話そのものが、面白くなくてもいい。
それまでに十分感情移入しており、
それらが小気味よく進めば、ストーリーは進行する。
そのうちターニングポイントがやってくる。
たとえば恋の問題とか。
テストか恋か、みたいに話を複雑にしていくとよい。
小目標がないと、
いくら大目標が面白くても、ストーリーは進行しにくい。
適度な小目標を自然に設定できると、
話は俄然前に進む。
逆に、小目標が決まらないと話は停滞する。
渋滞から抜けるのは、小目標の設定だ。
2015年12月24日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック