イメージだけ言うのは簡単だ。
それで出来た気にならないことだ。
イメージだけ書いたって、実は殆ど何も書いてないのと等しい。
たとえば、「心抉るギャグ」というイメージで、
次の4行を思いついて書くのは、まず無理だ。
ぼく「スピーカー買ったった」
おかん「いくらしたん?」
ぼく「21万」
おかん「お前音楽2しか取ったことないのに?」
ネットで拾った。天才的だ。
この短さで面白さが完璧だ。
何か面白い小話を、
と要求して、
これを一から思いつくことは困難だ。
だから、
自分が何かを書くとき、
ここで面白い挿話を入れる、とか、
泣けるエピソードを一発、とか、
驚くべき伏線、とか、
胸キュンな一言を、とか、
出来もしないことを自分に要求しないでおこう。
イメージなんて適当だ。
具体的に書いたもののほうが強い。
あなたは、具体で勝負する人である。
2015年12月29日
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