更に続き。
萌えとか好きという感情は、変化に弱いのではないか?
成長や劣化で消える。
心変わりしたら消える。
永遠に変わらないものが好き。
だとすると、二次創作と物語は、
極論すると真逆だ。
二次創作は、そのキャラや設定が、
好きだからやるのだ。
その好きという感情は、
変化しないものへの感情なのだ。
勿論、過去からの変遷などの線はあるが、
今後、現状から変わってしまうことは、
二次創作では普通描かない。
腕一本失ったりハゲたり皺が増えたり、
ツルペタの胸が増えたり、デブになったりなどの外見的変化や、
好きな人が変わったとか、
人生の優先度が変わったかとかなどの、
内面の変化もしてはならないのである。
何故なら、萌えや好きは、変化しないものへの感情だからだ。
永遠の愛を捧げる、という言葉が既に、
変化しては愛ではない、という意味ですらある。
さて、
二次創作は、変化しないものへの変化しない愛情だ。
だから点であり円環だ。
物語は、線であり永遠の変化である。
愛も萌えも、生まれたり消えたりする。
そして最後に変化しなくなったとき、終わる。
だから、二次創作と一次創作は、真逆の別物なのだ。
浮気したら、彼女は去って行く。
愛情が変化したからだ。
浮気をせずに愛し続けることが、
二次創作であり萌えである。
浮気や、去って行くのが、物語である。
萌えや好きは、ループによる停止かも知れない。
だから永遠に燃える情熱なのかも知れない。
劣化して行く三次を愛するより二次を愛するということは、
変化の拒否なのかも知れないね。
あなたは、誰を愛しているのか?
変化しても、愛せるか?
物語が愛されるのは、
終わったあと、もう変化しない状態で、
愛されているのかもだ。
2016年01月24日
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