2016年01月25日

ストーリーの結節点

さらに続けます。

ストーリーとは、不可逆な変化を追うものである。
キャラクターだけだと、可逆変化を前提としている。
喧嘩しても仲直りが可能だ。

ストーリーとは、可逆だったものが、
不可逆になってしまった以上、
これからどうするかを追うものである。
(だから死ぬというのはよく使われる)

ストーリーの骨格における結節点は、
だから、物事が不可逆になってしまった部分を基準にとるとよい。

逆に言うと、
あなたのストーリーが全て可逆変化しか扱っていないのだとしたら、
それはストーリーでもなんでもない。


死を使うのは、不可逆変化ネタとしてポピュラーである以上、
それ以外で不可逆変化を作っていくと面白いだろう。
もとに戻らない、人や人間関係や環境の変化(自ら/強いられて/やむなく)
などに気をつけて、ストーリーを組んでいこう。
posted by おおおかとしひこ at 15:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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