リライト論。
必ずこれを、毎度毎度考えること。
どういうジャンルで、
こういう主人公が、
こういう事件に出会い、
色々なことをした結果、
最終的にこうなった、
それが、なんの意味があったか。
逆に、こういうテーマを示していると言えるが、
それはこういう結果からである、
という風な、
ペラ一枚をつくろう。
白紙に手書きで。
もし映画に詳しければ、
似たテイストや似たテーマ、似た構造をしているものを、
思い出すかも知れない。
その時、その作品についても同様のペラ一枚をつくり、
比較できるようにしておくといいだろう。
今書いてる話は、
タイムスリップもののラブストーリーだ。
「バタフライエフェクト」「ゴースト/ニューヨークの幻」
「タイムマシン」「いつかどこかで」「いま、会いにゆきます」
「イルマーレ」
あたりが似ている。
これらと比べて何が違うのか、
何が似てるのかを、表にしたりしている。
勿論、ビジュアル上のアイデアや、人物のアイデアは、
どれにも似てなくて、そこはオリジナリティーを担保している。
話の構造や部分のアイデアや、テーマの作り方が、
似ているという感じだ。
引いた目で見るのは、こういうことによっても得られる。
引けば引くほど、似てるものを探せるだろう。
たとえば冒頭は新しい街に引っ越してくる場面だが、
類似オープニングは、死ぬほど探せると思う。
時間を越えて手を繋ぐ場面があるけど、
「オーロラの彼方へ」にも似ている。
映画に限らず、漫画や小説でもいい。
似てるものを探し、
出来れば研究するといい。
お隣さんはどうやってるか、
確認しておくといい。
凡人はパクり、偉人は被らないように新しく作るだろう。
そもそも、俺が書いた話はなんなのか?
自問自答することで、
ログラインやワンビジュアルを考えることが出来るかも知れない。
莫大な原稿を前にそれを考えるのが難しいので、
ペラ一枚にしてから考えるのである。
リライトをするときは、
常にこれを作ろう。
それが、どうなれば理想かも作ろう。
あとはその二者を埋めるように、リライトをすればよい。
(言うほど簡単じゃないけどね)
2016年01月30日
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