今日の撮影現場は最悪だった。
デジタル撮影時代の膿のたまり場だった。
デジタルは人を幸せにしない。
手足を使って働くことをしなくなり、
頭だけで働くことしかしなくなる。
手でこね、足で稼いでつくるものを、
頭だけで考えるようになり、
「童貞の考えるエアセックス」みたいに、
「おっぱいの位置にリアリティーがないもの」ばかりを作ってしまう。
手足のリアリティーがあれば、そんな夢想をするわけないのに。
地に足がついていない夢想は現実的ではない。
偉人の夢想は、優れた手足の先にしかない。
生産を海外でやり設計管理のみを本国でやる、
日本産業のような、技術の根拠のないものづくりになっている気がする。
おっぱいの位置を知らない童貞が、
おっぱいマシーンを設計している。
今の現場はそんな雰囲気だ。
書を捨てよ街へ出よう。
一ヶ月デジタル禁止で、ものづくりをするのはよいことかも知れない。
出来れば三年ぐらいやって、
手足を作って、それが衰えてから頭だけで働いてはどうか?
つまり日本は、もう手足が老衰して、
頭だけで生きてる老人なのかも知れない。
若者よ。紙とペンだけで創作をせよ。
清書もペンだけでやれ。修正液は許可しよう。
足で現場に調べに行け。ググるの禁止。図書館で調べろ。
(そもそも図書館で調べるだけの基礎教養のない人間は、
物書きは出来ない)
それで面白く、きれいに仕上げられる奴だけが残れ。
出来ない奴は元々才能がないどんくさい奴なので、
努力するだけ無駄だ。伸びてもちょっとだ。
デジタルは人を幸せにしない。
夢に見切りをつけづらくさせていることで、
淘汰が行われず、
結果、現場の純度が下がっている。
2016年02月07日
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