2016年02月10日

プロットの作り方

という漠然としたワードで検索してきた人がいたので、
この問いに挑んでみよう。

プロットは、どうやって作ればいいのか?


1. とんでもない事件と、その見事な解決を考える。
解決したその人が主人公だ。

まずこれを思いつかなきゃ話しにならない。
作品の尺をかんがみて、
でかすぎる事件(警察署がひっくり返る汚職、 銀河帝国戦争)や、
ミニマムすぎる事件(体操服盗まれ事件、青のり歯についた事件)
かどうかをチェックしよう。
その尺で解決しない事件、尺が余る事件は、
別の適切な尺で書こう。

「とんでもない」は、「珍しい」「へんてこな」「いつもとちょっと違う」
ぐらいにグレードダウンするかも知れないし、
「見事な」は、「スマートな」「定番の」「まあ納得のいく」
ぐらいにグレードダウンするかも知れないが、
そこは多目に見よう。
あとで更に凄いのを思いつくかも知れないから、
ここでぐるぐるするより、先に進むべきだ。


2. 主人公を中心に、事件に関与するときから解決するまでを、
時系列で書き出してみる。

どうやって事件に巻き込まれるのか(オープニング)、
そこからどうやって解決していくのか、
一人でやるのか、協力者がいるのか、
すぐに成功するのか、
失敗を何度か重ねてから成功するのか。
そこらへんの紆余曲折を、面白おかしく考えよう。
ある場面と場面の間に別の場面が来たほうが面白ければ、
どんどん追加しよう。
たるいところはカットしてもいい。
ある程度試行錯誤しながら作っていくことになる。

実はここの所が一定の法則がなく、
僕も方法論を確立していない。

ひとつ言えることは、
「新しいシチュエーション」に主人公を放り込むといい、
という経験則だ。

パターンでない展開になるので、
なんとかなるものである。
(逆にいうと、既視感のある展開は、詰まらない)


3. 以上。

え?これだけ?
これだけだ。

もしサブキャラがいたら、それについても2に足しておこう。
敵や味方や第三者キャラを増やしてもいいが、
主人公から軸足を外さないことだ。


基本は主人公。
主人公に視点を据えて話を作ること。
脱線しないように最後まで作ること。

これさえ出来れば、プロットは書ける。



ちなみに。

三行以内、
400字程度、
1200字程度、
4000字程度、
と、4種類ぐらいの精度でプロットのバージョン違いを書けると、
自分のプロットに関する理解が進むので、
やってみるといい。

400字程度だと、本当にアウトラインのあらすじで終わりだろう。
1200字程度あれば、ちょっとした伏線やどんでん返しぐらいは盛り込める。
4000字程度あれば、三幕構成をきっちり書けて、台詞のいくつかも書けるだろう。


で、そもそも400字程度でプロットが書けないのなら、
お話作りが出来てない、ということになるのである。

次回、お話はどうやって作るのか、に深くもぐって行こう。
posted by おおおかとしひこ at 01:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック