CR風魔の小次郎、色々と資料が出揃ってきた模様。
なんていうのかな、そうじゃねえんだよ。
風魔原作を規定原作として、
それをただ移植してもダメなんだよ。
原作風魔の小次郎は、
僕は極端にいうと失敗作だったと考えている。
前作「リングにかけろ」の、
最後の試合前にたどり着いたテーマ、
「たった一度の出番」に匹敵する、
作品としてのテーマがないからだ。
勿論、打ち切りだったり、車田先生の父上のこともあったりする、
事情は分かる。
だが作品と事情は関係ない。
反乱編は、さっぱりわからない詰まらない話だった。
何のために戦っているのかも分からないまま、
夜叉編のキャラを使い潰すことしか能がなかった、
と僕は考えている。
霧風や小龍は、死ぬ必要があったのか?
そもそも聖剣戦争の結末がよく分からなすぎるではないか。
リンかけでは、
あのカイザーナックルでさえ、
ギリシャの海に眠っていることにして、
うまいこと蹴りをつけていたではないか。
聖剣戦争の輪廻は終わったのか?
武蔵はどこへ行ったのか?
どうして小次郎と竜魔だけが生還できたのか?
白朧剣の閉じ込めた魂は解放されたのか?
そもそもカオスは人間だったのか?
死牙馬やコスモス(仮名)とは何者だったのか?
何も分からないまま、謎ばかり増え、
納得のいかないうちに風魔は終わってしまった。
我々原作ファンは、
そのモヤモヤを、恐らく抱えたまま生きている。
だから、決着をつけたい。
CR風魔の小次郎は、
その思いを何も分かっていない。
聖剣戦争とは何だったかなんて何も考えずに、
FFのバトルの一個みたいな扱いをしている。
邪火麗が黒髪だとかのディテールが気にくわないのは、どうでもいい。
単なる「キャラ扱い」されてるのが、気にくわない。
それは壬生さんも同じだ。
折角ドラマでは人間に格上げしたのに、また氷キャラの一人になっただけだ。
それが、何だか僕の神経を逆撫でしている感じだ。
聖剣戦争編、風魔反乱編の、
微妙だった決着をつけたい。
僕は原作は、聖剣戦争開戦までは、傑作だったと思っている。
その前半戦の出来の、
ラストまで作った物語が見たい。
ドラマ版を作った組織は今はない。
再集結を夢見ることにして、
ネットの片隅で叫んでみる。
(聖剣戦争後、歪んでいった風魔のけりを上手くつけるために、
僕は「雷鳴のザジ」があったのではないかと考える。
学ランバトルもので、抜け忍ものだしね。
丁度、サスケ本編に対して、抜け忍バトルだけを抽出したサスケ外伝があるように。
何が言いたいかというと、ザジを実写化してえ)
あ、勿論柳生暗殺帖再開でもよいです。
2016年02月18日
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