2016年03月19日

名作と名作じゃないものは、何が違うのか

急に難しいことを考えてみる。

深い感銘を与えることで、
人の心を変えるのが名作。
たいして変わらないのなら、名作じゃない。


つまりは、
受け手に依存する基準である。

一本も名作を見たことのない子供は、
どんなものを見ても、たいがい名作扱いするんじゃないか?
高校生ごときの言う名作なんて、
ちゃんちゃらおかしかったりするもんね。
アレ見てない癖にソレを名作扱いなんて、アホじゃね?
と思うもんね。

つまり、名作は、名作の歴史の上に存在する、
歴史的文脈を背負う。


名作はまた、現在の世界によって変わる。
3.11以降、リアリティーが重要になった気がする。
ふわふわしたファンタジーは、実写では受け入れにくくなった。
(今揺り戻しは来てるかもだが)



いずれにせよ、
深い感銘を与えられなくては、名作の条件に入らない。
なるほど、と言わせる落ちがなくてはならない。
その落ちの為にこういう仕掛けだったのか、
という構造をしてなければならない。
その為には、話に夢中になるほど感情移入しなければならない。
その為には、その話が面白くてしょうがなければならない。

新しい考えに触れたり、
新しい世界に触れたりするだけではダメだ。
深い感銘を受けることが必要条件だ。
パッと見で人は変わらない。
深いところで何かが起こらないと、人は変わらない。


それらを兼ね備えることは、当たり前だけど難しい。
だから、名作なんだけどね。
posted by おおおかとしひこ at 16:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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