2016年03月21日

何から思いつくべきか(○○ベースの作劇まとめ)

あなたが何かを思いつき、
ストーリーが書けそう!と閃いたとしよう。
それはストーリーという複雑なものの、
きっとほんの一要素だろう。

あなたが思いついたのは、次のうちどんなものか。


・人と人が対立する、その主張の対立点。
・どんな事件が起きて、どう見事に解決するか。
・どういう内面の問題があって、どう解消して変化するか。
・中心となる、普通じゃない面白趣向。
・個性的で魅力的なキャラクター。
・ふっと出た一枚絵。

これはそれぞれ、
コンフリクト、問題、内的問題、
コンセプト、キャラクター、イメージ、
と呼ぶことにする。

あなたの最初に思いついたものがどれであるにせよ、
結局はこの6つの全てを思いつかないと、
ストーリーなど書けないのである。
ちなみに、この順でストーリーの核の本質的なところから、
表面的なガワへと並べてある。
表面的な思いつきだけでは、ストーリーの核を思いついたことにはならず、
ストーリーの核だけあってもそれを面白い話にするには、
まだ面白い要素が足りない。

全てがオリジナリティ溢れ、
全てがブランニューな面白さであることが理想だが、
そのうち光るものが一つあれば、合格ライン候補であり、
二つ以上光るものがあれば、人気作品になり得ると思う。


ただ、あなたが最初にこれは行ける!
と思った思いつきは大事にした方がいい。
それは、ストーリーの核かどうかは置いといて、
オリジナリティの核になり、
あなたの創作意欲の核になることは間違いないからだ。

理想は二つ以上光るべきだけど、それは作りながらでいい。
とにかく書き終えることが大事だ。
書き終えるには、あと何を作らなければいけないのだろう。


核の部分から順に、論じたものをまとめておく。
参考にされたい。
コンフリクトベースの作劇
問題ベースの作劇
内的問題ベースの作劇
コンセプトベースの作劇
キャラクターベースの作劇
イメージベースの作劇
posted by おおおかとしひこ at 16:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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