僕たちは、欲しいものを正確に言えない。
それが、僕が、
マーケティングとか、セグメント化とか、
クラスタリングとか、ビッグデータを信用しない理由だ。
マーケティングなんてのはさ、
川を見て、「この川は流れている」って言ってるようなものだ。
川を見たことのない人には効果的だが、
川に普段からいる人にとっては、「お前は馬鹿か?」と言われるだろう。
ビッグデータが示すのは、
現在の動向に過ぎず、未来を示している訳ではない。
マイクロソフトがツイッターのビッグデータを人工知能に学習させたら、
ヒトラー礼賛(ネトウヨ)やら、陰謀論を言うようになったって。
ツイッターが馬鹿発見器だったってことを、
おうむ返しにしたにすぎないさ。
ビッグデータやマーケティングは、鏡でしかない。
未来は鏡に映らない。
私たちは、自分が昼飯に何が食べたいのかすら、
言葉にすることが出来ない。
ビッグデータとか言ってる奴は、
それが馬鹿だと分からない奴を詐欺ってるのさ。
人間の根本を考えれば、それぐらいわかるだろ。
さて、今日も、人気原作のマーケ調査をもって、
実写映画化の投資のプレゼンが日本のどこかで行われているだろう。
馬鹿なんじゃねえの?
俺たちはそんなもの、欲しくないよ。
どうしてそれが分からないんだい?
俺たちはそんなもの欲しくない。
にも関わらず、欲しいものを言葉で言えない。
それが人間だ。
にも関わらず、あるものに慣れて、その良さが分かってきたら、
「僕たちの欲しかったのは、これだったのだ!
最初は、分からなかっただけなんだ!」って言う。
それが人間だ。
じゃあ何の実写化なら喜ぶのか、
今ツイッターで出回っている。
そのせいか、風魔関連のアクセスが物凄い。
俺たちは、何の実写化も喜ばないに決まってるじゃんね。
実写は実写で、オリジナルな面白さが見たいのにね。
人間はデジタルで馬鹿になったのか、
あるいはデジタルのせいで馬鹿が暴露されやすくなったのか、
どっちだろ。
あ、風魔2は、ちゃんと決着つける為にやりたいです。
2016年03月31日
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