2016年04月14日

一日で一番面白いのは、一時間ぐらいしかない

一日8時間、プロの作家は原稿に向かう。

とにかく原稿を前に進めるためである。

しかし人間には調子のバラツキがある。
俺今面白いなあと感じる瞬間は、
僕は一時間ぐらいしかないないと思う。

それ以外の7時間で書いてる分は、無駄なのか?


僕はこう考える。

物語は、全部同じ均質性であってはならない。
疎密、緩急がなければならない。

一番面白い時間帯は、
一番面白い所(クライマックス、テーマを示すところ、
第一第二ターニングポイント、オープニング、エンディング、
どんでん返し、シークエンスアクション、各ターニングポイント)
を書くように、
段どればいい。

自分のピークがいつ来るかは、
しばらく執筆ペースを経験しないと分からない。
僕は昼飯後からおやつ時間か、
夜10:00以降の一時間だね。

そのコアタイム以外は、コア以外を書くといいよ。


また、タイミングが合わなかったからといって、
気にすることはない。

原稿は一度書いて終わりではない。
リライトをするものだ。
その極端な例は、脚本添削スペシャルで見せた。
俺、今、てんぐ探偵をあれぐらい直している。

自分の今日のピークがストーリーのピークに当たるように、
リライトする部分を選ぶといい。

あるいは、最初の分析こそが大事だから、
そこをピークタイムに持ってくるといい。

そこは、邪魔を入れてはならない。



実際、ここを読んでる人は社会人が多いだろうから、
22:00-24:00あたりが、執筆のコアタイムになるだろうね。
土日のどっちかは執筆する日、って決めないと、
なかなか進まないだろう。
ただボーッと来るものを待つのは、
いつまでたっても終わらない。
執筆日をスケジュールに組み込んで、
「調子悪くても書く」ことを経験しなさい。
(同人誌経験者のほうが、こういうことをよく知ってるかもね。
流石にマンガでリライトってのはあんまり無さそうだけど)


プロは一日一時間以外は、その辛い時間だぜ。
posted by おおおかとしひこ at 13:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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