この例でさらに的確なものを思いついたので。
「あの…好きです、付き合って下さい!」
「…」
(直後)
友人「どうだったどうだった?」
「ああ…多分…だめだ…ちきしょうううう」
「そうか!今夜は朝まで騒ごう!」
「くそおおおおお!」
と、
「あの…好きです、付き合って下さい!」
「…」
(翌日)
友人「どうだったどうだった?」
「もう…終わったことだよ…最初からダメだったんだ」
「そっか…」
「それよりテスト勉強しようぜ。俺は心を入れ換えた!」
の差である。
一泊挟むか挟まないかで、
問題への肉薄度合いが違うのである。
寝ないなら、その気持ちが連続して引きずられるが、
下手に寝てしまうと、反省したり客観的になる時間があり、
問題への当事者感覚、ヒリヒリ度合いから離れてしまうのだ。
一日で起こる出来事かどうかは、
世間の一般的な常識ではなく、
あなたが決めるべきである。
焦点を切らないなら、寝ずに続ける。
寝たら、切れる。
逆に言うと、話を次に転換したいなら、
日替わりを挟む。
これがどんなに苦悩した上での告白だとしても、
寝た翌日には、もっと美人の転校生がきて、
話はそっちの恋へ転換するだろう。
その転換があるからこそ、一泊わざと挟むのである。
つまり、寝るか寝ないかを、
あなたは意図的に選ばなくてはならない。
なんとなく感覚でやっているだろうけど、
その感覚を一度疑って、
意図的にコントロール出来るようになるといい。
あなたの話がいまいちたるいのは、
何日もかけて、何回も寝て、
毎度テンションがリセットされているだけかも知れない。
もしその分量が多くて、
一日で起きるにはリアリティーがないのなら、
叩き起こされる所からはじめるといいよ。
(連絡が来たときには既に半ば始まっている方式)
つまりそれは、これから起こることの分量が分かってないと、
作者が判断がつかないことである。
つまりは、書きながら考えるなんて初心者のやり方では、
このようなコントロールはまるで使えない。
2016年04月16日
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