大岡式脚本論を、まとめてみた。
独自の論の展開もしてきたし、
大岡式なんとかも、たまってきたし。
もはや出版クラスの理論群だ。
プリントアウトすれば、本になるやもしれぬ。
● 大岡式ログライン:
上手いログラインの書き方
上手いログラインの書き方2
Aな主人公が、Dする話
わりと古い記事だけどいまだにアクセス上位。
(ログラインについて巷に解説がないこともあるが)
「ストーリーの本質にどう近づくか」ということと絡む、実に本質的なこと。
最近だと、添削スペシャル2016の一記事内(脚本添削2016-16:ログライン、脚本添削2016-17:ログライン弐式)で、
三幕構造との関係についてとくに論じています。
(ちなみに脚本添削スペシャルまとめはこちら)
また、大岡式の成果を先に示しておく。
これらを使えるためには、結局、この下の深いことの理解が必要だろう。
● 大岡式トライアングルメソッド(まとめ)
● 大岡式ストーリーのテンプレ
● 変化ベース大岡式テンプレ1 変化ベース大岡式テンプレ2
●その前に、実戦のススメ:
結局理論なんて、実戦経験のないやつにいくら説いても無駄だ。
先に短くていいから実戦してこい!
おすすめの訓練の方法:数をこなす、三題話
三題噺
明日からはじめるプロット練習
脚本家の基礎トレ
5分シナリオの書き方1:準備編
5分シナリオの書き方2:構成
5分シナリオの書き方3:話が先か構成が先か
5分シナリオの書き方4:コツは、Vの字
5分シナリオの書き方5:テンポ
とにかく、5分でいいから! 完結した話を100本書くんだ!
そしたら色々分かってくるから!
そしたら以下のものが染みるように分かるから。
【 理論編 】
● 異物論:
異物論(仮)1: 物語とは、異物からはじまる
異物論(仮)2: 異物とジャンル
異物論(仮)3: 三幕構造
異物論(仮)4: 中盤論
異物論(仮)5: 物語とは、動くことである
異物論(仮)6(終): 異物とテーマ
物語とは、動きである。1
物語とは、動きである。2: にも関わらず、記憶は写真的である。
実際、ここの脚本論はここからはじまったようなものだ。
最古の記事に近い、異物との出会いから話を作る方法論。
● コンフリクトについて:
「ドラマとは葛藤である」は誤訳である
「ストーリーは葛藤」だって?いまだに間違ってるから、日本の脚本は面白くならねえんだよ!
ドラマとは葛藤ではない、もめごとだ
葛藤の描き方
コンフリクトは、「バトル」と訳すべきである
「ドラマとはバトルである」その2
暇なら、これらの議論もどうぞ:「ドラマとは葛藤である」は誤訳だ2:デッドロック/デッドロックからの脱出/葛藤に関するルールを決めよう/切り返しというラリー
● 感情移入論:
感情移入とは、物語に特有のことかも知れない。
共感や同情や投影にとても似ているが、実は違うものなのだ。
他でここまで論じているのをあまり聞かないから、僕独自の議論かも知れない。
あなたは感情移入というものを深く理解しなければならない。
そのうちそれを書く事になるからで、つい間違えるからである。
感情移入とはなにか
感情移入とはなにか2: 「タイムスクープハンター劇場版」で検証
感情移入とはなにか3: 主人公のアイデンティティークライシス
興味、共感、焦点、感情移入、好きという感情
感情移入の誤解
投影、共感、同情、感情移入、好きになること
感情移入のみっつの関門
感情移入は、共感より数段上の技術である
「共感出来るように書け」は誤った指導である
つまり、感情移入とは説明から始まるのだ
何故一幕は説明なのか、感情移入の準備の為である
なぜ、そういうことをしようとするのか
● モチーフとテーマ:
ここまで突っ込んで話をしてるのも、あまり見ないね。
モチーフとテーマを混同しないこと
表現とは、モチーフとテーマをずらすこと
モチーフ、テーマ、コンセプトの違い
再び、モチーフとテーマ
モチーフとテーマの違い
映画における、モチーフ、コンセプト、テーマの違い
● テーマの話:
上の話とのつながりもあるが、結局はここにつきるでしょ。
物語の面白さって、何?4: Pではじまるのだが、結局Qを描いている
テーマとはなにか
テーマとはなにか1:テーマは主張か
テーマとはなにか2:テーマは先か
テーマとはなにか3:本当のテーマ
テーマとはなにか4:テーマはテーゼの形をしている
テーマとはなにか5:テーマとキャッチコピー
テーマとはなにか6:原作つき映画は何故失敗するのか
テーマとはなにか7:あなたは何を書くべきなのか?
テーマとはなにか8:テーマがない話はあり得るか
テーマとはなにか9:テーマに関連するもの
テーマとはなにか10:アンケートは信用できない
テーマとはなにか11:主題歌
テーマとはなにか12:テーマは三人称だ
テーマをただ表現しても、面白くないよね
テーマの深さの計り方
●カタルシスと感情移入:
カタルシス
感情移入とカタルシスの相似形
視点の変更と感情移入
視点の変更と感情移入2
視点の変更と感情移入3
視点の変更と感情移入4
カタルシス3
●一人称と三人称(と二人称):
徹底的に論じよう。ここを間違えると、メアリースーに取り憑かれるぜ!
一人称視点と三人称視点
視点の欠陥
おはなしの原型3:第三者 おはなしの原型4:第三者の内側には入れない
初心者講座4:映画特有の構造
一人称と三人称の違いが分かる、好例
ステージを想像せよ
物語とは「私は愛されている」ではない
一人称は、三人称の3倍楽だ
小説と映画の違い:妄想の客観性
小説は内面の旅、映画は行動の旅
一人称の映画
物語とは、アイデンティティーの確定4
ナレーションを多用するな
あなたはどこにいるか
「わたし」と「あなた」はいない
二人称について考える
酷いCMを見た
感情移入の誤解:一人称と三人称は違う
一人でいるシーンを禁止
狂言回し、三人称、一人称
三人称の内面
カメラ目線とタイトルと三人称
自撮りと他撮り
人称と初心者のミスとの関係
最近のCMが糞なのは、三人称の世界を二人称と混同しているから
二人称広告は、映画業界にも及んでいた
歌謡曲から応援歌への移行に、カメラ目線が関係していないか?
三人称一元視点/多元視点
リア充とコミュ障と三人称
CMにおける、一人称、二人称、三人称
没入感と三人称(クリード批評4)
映画と小説の違い:三人称以外の描写
映画と小説の違い:思索
「オデッセイ」をちゃんと「火星ひとりぼっち」に出来たかも知れないアイデア
自動詞と他動詞
● 追放!メアリースー:
敵をよく知れ。それは心のなかにいる。
サービスは人を堕落させる(メアリースーが何故生まれるか)
メアリースーが何故現れるか(本論)
メアリースーが何故現れるか(続論)
メアリースーが何故現れるか(続々論)
中長編へのステップは、バディムービー?
よく出てくる「落下する夕方」テンプレはここにあるよ:主人公は、第一ターニングポイントで言い出しっぺになる
● 変化論:
ストーリーとは変化のことである
ストーリーとは変化のことである2:他人の話
ストーリーとは変化のことである3:興味と同調
ストーリーとは変化のことである4:構成
【 TIPSや使える道具など編 】
●目から鱗を落とせ!
素人がおかしがちな誤りを、並べてみる
素人がおかしがちな誤りを、並べてみる2(正答編)
脚本的でないものを、脚本的だと勘違いするリストまとめ
● チェックリスト:
あなたの映画脚本には、何が足りないのかチェックリスト
あなたの映画脚本には、何が足りないのかチェックリスト2
あなたの映画脚本には、何が足りないのかチェックリスト3
● 三色ラベリングメソッド:
昔はよくやったけど、最近やんなくても色が見えるので使わなくなった。
算盤みたいなことか。
三色ラベリングメソッド
● ナプキンライティングメソッド:
いまだによくやる。問題は、ナプキン常備の飯屋がコスト削減で減ったこと、
そしてポケットに入れたままの洗濯である。
ナプキンライティングメソッド
●カード法:
これも慣れないうちはやったほうがいいかも。最近俺は頭の中でやっちゃう。
カードによる整理メソッド
● ABC伏線方式:
展開の基礎的な考え方。
中盤の厚みの増やし方3
ABC伏線方式は、序盤でも使える
【 そして再び大岡式 】
●大岡式三幕の名前:
設定、展開、解決とか言ってる限り、三幕を理解することは出来ても、
発想して書く所までいかないと思うんだよね。
新しい三幕の名前:問題、実行、変化
問題、実行、変化2
問題、実行、変化3
● お話の作り方:
プロットの作り方
お話の作り方(プロットの作り方2)
お話の作り方2
お話の作り方3:落ち
お話の作り方4:パーツお話の作り方5:設定はあとにつくれ
お話の作り方6:全ては逆算
お話の作り方7:でも思いつくのは最初
何が書きたいのか?から、発展させて行く
●大岡式テンプレ
物凄い簡単なテンプレ
テンプレのつづき:面白い映画とは
● モジュール脚本論:
なんかもう少し煮詰めればいい感じの理論になりそうなんだけど、
放置中。わりとシンプルにストーリーラインをとらえられそうなんだよなあ。
モジュール脚本論1: モジュールの単位
モジュール脚本論2: 直列繋ぎと並列繋ぎ
モジュール脚本論3: マトリョーシカ構造、大局構造
モジュール脚本論4: 大局的文脈
モジュール脚本論5: リライト
● 大岡式1H2W:
初心者むけ4:どこを見ればよいか?
この三つに注目していれば、ストーリーは見えてくるぞ。
●リライト法:
リライトについてはまた体系的にまとめたい。
一個だけおいときます。
大岡式リライトの手順
2016年04月19日
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