2016年04月19日

大岡式まとめ2016(本気で学ぶ人用)

大岡式脚本論を、まとめてみた。

独自の論の展開もしてきたし、
大岡式なんとかも、たまってきたし。

もはや出版クラスの理論群だ。
プリントアウトすれば、本になるやもしれぬ。


● 大岡式ログライン:
 上手いログラインの書き方
 上手いログラインの書き方2
 Aな主人公が、Dする話
わりと古い記事だけどいまだにアクセス上位。
(ログラインについて巷に解説がないこともあるが)
「ストーリーの本質にどう近づくか」ということと絡む、実に本質的なこと。

最近だと、添削スペシャル2016の一記事内(脚本添削2016-16:ログライン脚本添削2016-17:ログライン弐式)で、
三幕構造との関係についてとくに論じています。
(ちなみに脚本添削スペシャルまとめはこちら)


また、大岡式の成果を先に示しておく。
これらを使えるためには、結局、この下の深いことの理解が必要だろう。
● 大岡式トライアングルメソッド(まとめ)
● 大岡式ストーリーのテンプレ
● 変化ベース大岡式テンプレ1 変化ベース大岡式テンプレ2


●その前に、実戦のススメ:
結局理論なんて、実戦経験のないやつにいくら説いても無駄だ。
先に短くていいから実戦してこい!
 おすすめの訓練の方法:数をこなす、三題話
 三題噺
 明日からはじめるプロット練習
 脚本家の基礎トレ
 5分シナリオの書き方1:準備編
 5分シナリオの書き方2:構成
 5分シナリオの書き方3:話が先か構成が先か
 5分シナリオの書き方4:コツは、Vの字
 5分シナリオの書き方5:テンポ
とにかく、5分でいいから! 完結した話を100本書くんだ!
そしたら色々分かってくるから!
そしたら以下のものが染みるように分かるから。



【 理論編 】


● 異物論:
 異物論(仮)1: 物語とは、異物からはじまる
 異物論(仮)2: 異物とジャンル
 異物論(仮)3: 三幕構造
 異物論(仮)4: 中盤論
 異物論(仮)5: 物語とは、動くことである
 異物論(仮)6(終): 異物とテーマ
 物語とは、動きである。1
 物語とは、動きである。2: にも関わらず、記憶は写真的である。
実際、ここの脚本論はここからはじまったようなものだ。
最古の記事に近い、異物との出会いから話を作る方法論。


● コンフリクトについて:
 「ドラマとは葛藤である」は誤訳である
「ストーリーは葛藤」だって?いまだに間違ってるから、日本の脚本は面白くならねえんだよ!
 ドラマとは葛藤ではない、もめごとだ
 葛藤の描き方
 コンフリクトは、「バトル」と訳すべきである
 「ドラマとはバトルである」その2
 暇なら、これらの議論もどうぞ:「ドラマとは葛藤である」は誤訳だ2:デッドロックデッドロックからの脱出葛藤に関するルールを決めよう切り返しというラリー


● 感情移入論:
感情移入とは、物語に特有のことかも知れない。
共感や同情や投影にとても似ているが、実は違うものなのだ。
他でここまで論じているのをあまり聞かないから、僕独自の議論かも知れない。
あなたは感情移入というものを深く理解しなければならない。
そのうちそれを書く事になるからで、つい間違えるからである。
 感情移入とはなにか
 感情移入とはなにか2: 「タイムスクープハンター劇場版」で検証
 感情移入とはなにか3: 主人公のアイデンティティークライシス
 興味、共感、焦点、感情移入、好きという感情
 感情移入の誤解
 投影、共感、同情、感情移入、好きになること
 感情移入のみっつの関門
 感情移入は、共感より数段上の技術である
 「共感出来るように書け」は誤った指導である
 つまり、感情移入とは説明から始まるのだ
 何故一幕は説明なのか、感情移入の準備の為である
 なぜ、そういうことをしようとするのか


● モチーフとテーマ:
ここまで突っ込んで話をしてるのも、あまり見ないね。
 モチーフとテーマを混同しないこと
 表現とは、モチーフとテーマをずらすこと
 モチーフ、テーマ、コンセプトの違い
 再び、モチーフとテーマ
 モチーフとテーマの違い
 映画における、モチーフ、コンセプト、テーマの違い

● テーマの話:
上の話とのつながりもあるが、結局はここにつきるでしょ。
 物語の面白さって、何?4: Pではじまるのだが、結局Qを描いている
 テーマとはなにか
 テーマとはなにか1:テーマは主張か
 テーマとはなにか2:テーマは先か
 テーマとはなにか3:本当のテーマ
 テーマとはなにか4:テーマはテーゼの形をしている
 テーマとはなにか5:テーマとキャッチコピー
 テーマとはなにか6:原作つき映画は何故失敗するのか
 テーマとはなにか7:あなたは何を書くべきなのか?
 テーマとはなにか8:テーマがない話はあり得るか
 テーマとはなにか9:テーマに関連するもの
 テーマとはなにか10:アンケートは信用できない
 テーマとはなにか11:主題歌
 テーマとはなにか12:テーマは三人称だ
 テーマをただ表現しても、面白くないよね
 テーマの深さの計り方


●カタルシスと感情移入:
 カタルシス
 感情移入とカタルシスの相似形
 視点の変更と感情移入
 視点の変更と感情移入2
 視点の変更と感情移入3
 視点の変更と感情移入4
 カタルシス3


●一人称と三人称(と二人称):
徹底的に論じよう。ここを間違えると、メアリースーに取り憑かれるぜ!
 一人称視点と三人称視点
 視点の欠陥
 おはなしの原型3:第三者 おはなしの原型4:第三者の内側には入れない
 初心者講座4:映画特有の構造
 一人称と三人称の違いが分かる、好例
 ステージを想像せよ
 物語とは「私は愛されている」ではない
 一人称は、三人称の3倍楽だ
 小説と映画の違い:妄想の客観性
 小説は内面の旅、映画は行動の旅
 一人称の映画
 物語とは、アイデンティティーの確定4
 ナレーションを多用するな
 あなたはどこにいるか
 「わたし」と「あなた」はいない
 二人称について考える
 酷いCMを見た
 感情移入の誤解:一人称と三人称は違う
 一人でいるシーンを禁止
 狂言回し、三人称、一人称
 三人称の内面
 カメラ目線とタイトルと三人称
 自撮りと他撮り
 人称と初心者のミスとの関係
 最近のCMが糞なのは、三人称の世界を二人称と混同しているから
 二人称広告は、映画業界にも及んでいた
 歌謡曲から応援歌への移行に、カメラ目線が関係していないか?
 三人称一元視点/多元視点
 リア充とコミュ障と三人称
 CMにおける、一人称、二人称、三人称
 没入感と三人称(クリード批評4)
 映画と小説の違い:三人称以外の描写
 映画と小説の違い:思索
 「オデッセイ」をちゃんと「火星ひとりぼっち」に出来たかも知れないアイデア
 自動詞と他動詞


● 追放!メアリースー:
敵をよく知れ。それは心のなかにいる。
 サービスは人を堕落させる(メアリースーが何故生まれるか)
 メアリースーが何故現れるか(本論)
 メアリースーが何故現れるか(続論)
 メアリースーが何故現れるか(続々論)
 中長編へのステップは、バディムービー?
よく出てくる「落下する夕方」テンプレはここにあるよ:主人公は、第一ターニングポイントで言い出しっぺになる


● 変化論:
 ストーリーとは変化のことである
 ストーリーとは変化のことである2:他人の話
 ストーリーとは変化のことである3:興味と同調
 ストーリーとは変化のことである4:構成




【 TIPSや使える道具など編 】


●目から鱗を落とせ!
 素人がおかしがちな誤りを、並べてみる
 素人がおかしがちな誤りを、並べてみる2(正答編)
 脚本的でないものを、脚本的だと勘違いするリストまとめ

● チェックリスト:
 あなたの映画脚本には、何が足りないのかチェックリスト
 あなたの映画脚本には、何が足りないのかチェックリスト2
 あなたの映画脚本には、何が足りないのかチェックリスト3

● 三色ラベリングメソッド:
昔はよくやったけど、最近やんなくても色が見えるので使わなくなった。
算盤みたいなことか。
 三色ラベリングメソッド

● ナプキンライティングメソッド:
いまだによくやる。問題は、ナプキン常備の飯屋がコスト削減で減ったこと、
そしてポケットに入れたままの洗濯である。
 ナプキンライティングメソッド

●カード法:
これも慣れないうちはやったほうがいいかも。最近俺は頭の中でやっちゃう。
 カードによる整理メソッド

● ABC伏線方式:
展開の基礎的な考え方。
 中盤の厚みの増やし方3
 ABC伏線方式は、序盤でも使える



【 そして再び大岡式 】



●大岡式三幕の名前:
設定、展開、解決とか言ってる限り、三幕を理解することは出来ても、
発想して書く所までいかないと思うんだよね。
 新しい三幕の名前:問題、実行、変化
 問題、実行、変化2
 問題、実行、変化3


● お話の作り方:
 プロットの作り方
 お話の作り方(プロットの作り方2)
 お話の作り方2
 お話の作り方3:落ち
 お話の作り方4:パーツお話の作り方5:設定はあとにつくれ
 お話の作り方6:全ては逆算
 お話の作り方7:でも思いつくのは最初
 何が書きたいのか?から、発展させて行く


●大岡式テンプレ
 物凄い簡単なテンプレ
 テンプレのつづき:面白い映画とは


● モジュール脚本論:
なんかもう少し煮詰めればいい感じの理論になりそうなんだけど、
放置中。わりとシンプルにストーリーラインをとらえられそうなんだよなあ。
 モジュール脚本論1: モジュールの単位
 モジュール脚本論2: 直列繋ぎと並列繋ぎ
 モジュール脚本論3: マトリョーシカ構造、大局構造
 モジュール脚本論4: 大局的文脈
 モジュール脚本論5: リライト


● 大岡式1H2W:
初心者むけ4:どこを見ればよいか?
この三つに注目していれば、ストーリーは見えてくるぞ。

●リライト法:
リライトについてはまた体系的にまとめたい。
一個だけおいときます。
 大岡式リライトの手順
posted by おおおかとしひこ at 23:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック