ジャンプ+で話題らしいので食いついてみたが、
なんだこの寄せ集め。大丈夫かこれ。
(以下ネタバレによる批評)
炎の中から無限再生はウルヴァリン(Xメンゼロ)。
帝国が谷にやって来て、女指揮官が災厄をもたらすのは、
ナウシカ。
妹の絵柄と不死の感じが無限の住人。
ドイツ中心の世界観はハガレンか進撃。
氷の魔女に閉ざされた世界という設定は、まさかのアナ雪。
「祝福」により、
再生、灼熱、鉄などの能力バトルになるのは、
幾多のジャンプ的能力バトルもの。
えっと…どこにオリジナリティーがあるの?
妹が兄さん子供を作りましょうのところ?
それはラノベにありそう。
腕を食わせるのはアンパンマンだし、
常に燃えてるのは志士雄(るろうに剣心)だよな。
漫画は、漫画からコピーしちゃだめだ。
別のものからコピーしなさい。
ハリウッド映画からコピーするのも、
マーベルはやめときなさい。ヒーローもので被りすぎ。
ジャンルを変えなさい。
ジャンルを変えることで、思いもしなかった化ける要素になるから。
おそらく、このあと、
帝国の能力者を次々に倒していく話になるだろう。
当面のラスボスはクシャナ殿下だろうし、
この世界を凍らせた氷のエルサだろう。
その旅の随伴者と、次回出会うだろう。
帝国に支配されている村や、蹂躙されている一行を救うことで。
あるいは、あの奴隷を積んだトラックの一行と。
口のきけない少女を随伴者にするか、
その姉と再会させて姉妹どんぶりか。
ガキと旅する、ケンシロウ&バット、リンのパターンもあるよね。
(最近だとガッツ&愉快な一行か)
そういえば「祝福」にはベルセルクの烙印の者の、気配が少しある。
少年漫画は、別に何かに似ててもいいんだ。
パクリあって高みを目指せばいいんだ。
でもな、俺ごときに元ネタ全部指摘されてどうすんのよ。
脚本論的にいえば、
一幕はコンパクトにうまくかけたのだが、
二幕になると急につまらなくなるパターンだろう。
何故なら、随伴者というBストーリーがはじまったとき、
その面白味がうまくいかないだろうからだ。
復讐のAストーリーだけだと飽きるので、
それを随伴者のBストーリーで持たせなければならないのだが、
そこがまたパクりなら詰まらないし、
これだけオリジナリティーのない作者の書く、
オリジナルのBストーリーがうまくいく予感がしない。
凄い第一話なのは、
「物凄い感情」を描いていて、必死だからだ。
その「続き」を展開部で失敗するのはよくある。
何故か?
一幕に、二幕の要素が殆ど入っていないからだ。
三幕に関することは仕込めたが、
二幕の出会いで、この話はうまくいくかどうか決まるだろう。
僕はうまくいかないに1000ペソ。
どうせ能力バトルものになっちゃうんでしょ?
風とか、雷とか、吹雪とか、時間とか、粒子とか、
そういうバトルものになっちゃうんでしょ?
雷鳴のザジみたいに一話完結をずっと貫いたら、
なかなか面白いと思うけどな。
多分そうはいかないだろう。
さあ。俺の予想を斜め上に、越えてくれ。
最近越えてくれなくて詰まらない漫画ばかりだ。
最近、編集者がこういう話や世界設定を考えて、
絵を誰かに書かせる、ていうパターンが多いのかね?
寄せ集めは、よそのものからやれや。
同じ世界のものは、近すぎるだろうが。
ペプシ桃太郎並にカッコ悪いぞ。
2016年04月20日
この記事へのトラックバック
なぜハンターハンターはここまで人気があるのか、ハンターハンターが犯した間違い、などについて答ていただきたいです
ハンターハンターについて深く分析したブログは少ないので是非お願いします
読んでないので分かりません。
また、少年ジャンプから離れて久しいので、
同時代の連載作品との比較も難しいです。
最近のヒット作品に言えることは、
「他のクソよりまし」だからヒットしている、
という理由もあり得て、そこまで踏み込むには、
僕は最近のジャンプを知りません。
冨樫作品に言えることは、
「病んでいる」ことが売りの一つになっていて、
中二病で病んでるふりをしたい人、
大人になって病んでる波長の合う人、
が、支持しやすいのではないかと予想しますが、
読んでないのでなんともです。
暇になったら読むかもです。
病んでいることを売りにしていると書かれていますが、幽遊白書で言えばどのようなところが該当しますか?
よくわからなかったので教えていただけると嬉しいです
よろしくお願いします
戸愚呂、仙水、飛影、蔵馬あたりかなあ。
仙水篇の冒頭だっけ、能力バトルに急になったあたりにもそれを感じたなあ。
遊白のころはそれを隠し味にしていたような感があるけど、
ネットでハンターハンターの評判を見るにつけ、その部分が強調されて受けているように思われます。
だから確信犯なんだろうな、という予測です。
同時代の真逆のものをあげておくと、男塾とか北斗の拳とかの、男子が燃える漫画。
遊白は、女子(腐の方?)が好むような暗さを感じました。
ファイアパンチで反省したか、それとも相変わらずなのか。
どうなることやら…笑
もしヒマがあればまた批評お願いします笑
「一話詐欺にもならず」が順当と予測しています。
トガタみたいな確変が入るまで、持つかどうか。
「真面目に見せたギャグ(または狂気)」のジャンルからは、
逸脱はしないだろうなあ。
ジャンプの立ち読みでも出来れば読むかも、くらいの関心。