一個追記。
これからの創作で、「最後まで書けない」という悩みに、
必ずぶち当たることになる。
そういうときは、最初に作った三題話を思い出すといい。
最後まで書けない原因は、
大抵、自分の能力以上のものを、
力んで書こうとすることにある。
自分ならどれくらい書けるのか、
を知ることに、短編を沢山書くことの意味がある。
長編は挫折しやすい。
しかし短編なら勢いで書ける。
これは経験則だ。
長編を思いついたとしても、
まず短編の形のように、A4一枚以内に、
最後まで書いてみよう。
それから、
色んな所を膨らませて、
1枚だった物語を、2枚、3枚に書き直すとよい。
それから執筆すれば、
短編の集合体のように書けるはずだ。
自分が書く長さを見積もることは非常に大事だ。
映画一本2時間は、5分シナリオの24本ぶんである。
(3×24の72題も用意しなくていいよ!)
小説ならば、
文庫一冊10万字は、5分シナリオの50本ぶんである。
その作業量を、三題話5分シナリオの経験から見積り、
準備をしておくべきだ。
最後まで書けないのは、大抵その準備をせずに見切り発車し、
息切れして立ち上がれなくなることが殆どだ。
いきなりそんな長編が出来ないなら、
15分とか、30分などを書いて中編の経験を積むとよい。
5分シナリオの、3本、6本ぶんである。
三題話が最後まで書けない?
なら向いてないので、ここでお帰り下さることをオススメする。
このあと待ち受ける地獄に耐えられないと思う。
勿論、三題話がベストの入門型とは限らないので、
別の先生のところの方が自分に合うかも知れない。
2016年05月02日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック