2016年05月11日

ショートストーリーの思いつき方

今沢山短編を書いていて、
その方法論を列挙してみる。
参考になるかも知れない。


1. 異常なシチュエーションを沢山思いつく。
2. 二人の関係性を沢山思いつく。
3. 変わった職業を沢山思いつく。

これらをやって、あとは適当に組み合わせれば、
話は勝手に出来る。

出来ないときは、
4. テーマを沢山思いつく。
ことで、そこへ寄せていく。



1. 異常なシチュエーションを沢山思いつく。

100個思いつくこと。なんでもいい。

エレベーターに閉じ込められる。宇宙人を拾う。
銀行強盗に入ったら、先に銀行強盗がいた。
皇居マラソン中、止まったら殺される。
就職面接で一発芸を要求される。
綱渡りしてたら、向こうからも綱渡りが来た。

などなど。
短編なんだからノンジャンルだ。
普段書いてないのも書いてしまおう。

全部書けるとは限らない。
とにかく面白そうなシチュエーションを書いてしまえ。
ショートコントでもいいし、シリアスでもいい。

コツは、プレッシャーの高い場面を選ぶこと。
これを解決することがセンタークエスチョンになる。
自分への無茶ぶり、と僕は呼んでいる。


2. 二人の関係性を沢山思いつく。

バディものでもいいし、敵味方でもいい。
二人以上の登場人物が必要だが、
ショートならメインは二人になるはずだ。

部活の先輩と後輩、博士と助手、
千客とあと客、親友、オッサンとオバハン、
親の仇、たまたまいた二人、
関西人と関東人、少年同士の塾の友達、
先生と生徒、調教師と動物、などなど。

普通からヘンテコまで、100パターン。


3. 変わった職業を沢山思いつく。

F1レーサー、カメラマン、小説家と編集者、
芸能人とファン、地球侵略部長、
天使と悪魔、ロボット、電車の運転手、
などなど。
これも100個。


さて、この300の表を眺めていれば、
何か思いつくだろう。

ストーリー全部でなくてもいい。
部分でもいい。
あとは三題話みたいなもので、
その思いつきを転がしていけば発展させられると思う。

勿論、思いついた、と思っても途中で挫折するアイデアもある。
とにかくぐにょぐにょとメモを書き、
思いついたストーリーの切れ端を増やしていこう。

たとえば僕のメモにあるのは、
「下水道でのバイ菌二人の冒険譚」
「恐竜時代にタイムスリップ」
「人工知能vs人工知能」なんて、
ストーリーになりそうなんだかなりそうにないんだか、
よくわからないメモが死ぬほどある。
色んなメモを見ながら、
ストーリーになりそうな奴から必死で考え、
それ以上思いつかなければ、
次の奴を必死で考え。

繰り返していけば、数本ぐらいはプロットになると思う。

僕はこのやり方で、現在ショートを6本ほど考え、
計15本ほど考える予定である。


何本かやってるとネタも尽きてくるので、

4. テーマを沢山思いつく。

をやって新風を吹き込むといいだろう。
タイトルをつける、もなかなかいい。
本質的なタイトルをつけることで、
話に筋が通ることもある。

あと、

5. 動詞をひとつ書く。

のもオススメだ。

裏切る、一周する、さめる、
走る、降りる、嘘をつく、ばれる、
などなど、100個書いとくと、
ネタを拾いやすくなる。


こうやって、
目の前に「言葉だけを並べる」とよい。

写真、動画、音楽などは、
情報が細かすぎて発想には向かない。
情報がそぎおとされた、言葉だけだからこそ、
どうとでもなるように、
発想がしやすいのである。

勿論、書きながら考えられる、手書き推奨。


相変わらず汚い字だけど、
現在のメモを貼っておく。

メモ01.jpg
メモ02.jpg
メモ03.jpg


一々100個書いてないけど、
面白そうなのをなんか増やしてるうちに、
なんか思いついて、
ストーリーに発展していく。
ストーリーになりそうなのは○で囲んで、
別紙にプロット化していく。

ストーリーのファームみたいなことかね。
ネタの種を撒いたら、他のネタに根を伸ばして、
育っていくみたいな。


律儀に100個ずつ書けば、
必ず面白い組み合わせがあるはずだ。
あとはそれを育てていけばいいだけだ。
posted by おおおかとしひこ at 19:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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