2016年05月10日

上手い人と下手な人の差は何か?

たったひとつだけだと思う。
「自分が下手だと気づく人」が、上手い人。
「自分が下手だと気づかない人」が、下手な人。

音痴を考えればわかること。


音痴は何故音痴なのか。
自分の声と歌の音程がずれていることが音痴なのではない。
それは外から見た結果に過ぎない。

音痴は、
「客観的には自分と歌の音程がずれているのに、
主観的には合ってると思い続けている人」のことである。

何故なら、音程のずれに気づけば、
修正しようとするからだ。


修正しようとして遂に出来なければ、
恐らく積極的に歌うことはやめるのではないか。
カラオケが苦手な人というのは、
そういう人だと思う。

ずれに気づかない人だけが、
合ってると思い込んで、音痴でいつづけるのである。



絵描きもそうだろう。
デッサンや色や反射や構図がおかしければ、
徐々に直していくはずだ。
葛飾北斎なんて、死ぬ間際までもう何年か練習すればまだ上手くなるのに、
と、自分の下手な部分を自覚していたというではないか。


つまり、三種類の人がいる。

自分の下手に自覚的で、それを日々直して向上させる人。
自分の下手に自覚的で、向上を諦めてやめた人。
自分の下手に気づかないままの人。

あなたはどれだ。



下手の自覚があるなら、
上手になれる可能性がある。

上手になるということは、
自分の下手さに一生向き合うということだ。

僕は漫画の神様手塚治虫ですら、
自分を下手だと思っていたと考えている。
posted by おおおかとしひこ at 14:25| Comment(2) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私がこのブログに来るのは、迷いが生じたときです。
何本書いてもその迷いはやってくる。
昨年、新国立での舞台の脚本(共作ですけど)に携わっても、自分はまだはなたれ小僧ですから。
いつもありがとうございます。
Posted by 秀麻呂 at 2016年09月24日 16:40
秀麻呂様コメントありがとうございます。

舞台脚本と映画脚本がどれぐらい違うものか、
あまり詳しくないのですが、参考になれば幸いです。

他のうまい人を見ると落ち込む日もあるけど、
今ここに生まれようとしてるものは、何にも似てないので、
まだ評価の付け方すら分からないものだ、
と信じてやっております。
Posted by おおおかとしひこ at 2016年09月24日 22:17
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