2016年05月11日

ショートストーリーの思いつき方2

前記事のようなことを繰り返していると、
プロット未満の、ストーリーの形をしているがまだ完全体になっていないものが、
いくつか出てくる。

これらを育てていくのである。



つまり、
冒頭シーンはどんなんか。
落ちは。
センタークエスチョンは。

主人公はこういうイメージだけど、
全く別にしたらどうなるか。
テーマは何を言ってるか。

椅子にただ座ってるだけじゃなくて、
何か動きのあるシーンはないだろうか。
むしろ、動きまくることは出来るか。

登場人物を追加したほうがよいか。
逆に減らすとどうなるか。

ある方向性をもって進むけど、
突然別の方向へ進んで意外性を持てないか。

落ちが決まりさえすれば、
序盤に前ふりを上手く作ったり、ミスリードを作っておいたり、
中盤で目をそらす為に全然違う方向に話を進めるべき。

登場人物の目的やバックストーリーは。

普通の世界の話を、SFにしてみる、
時代劇にしてみる、ラブコメにしてみる、ブラックコメディにしてみる、
ホラーにしてみる、ダークにしてみる、
ミステリーにしてみる、明るいファンタジーにしてみる、
などなど。

ハッピーエンドをバッドエンドに。あるいは逆に。

落ちは読めるか。読めたほうがいいか、読めないほうがいいか。


などなど、多彩な角度から検討していくのである。

ネタになりそうなことをこの当たりで取材してみてもいい。
たいがいはネットをぶらつくことになるし、
本の当たりをつけて入手してもよい。
(結局、無料のものより有料のものの方が中身がしっかりしてるしね)


この時点で、
芽が出ててもこれ以上伸びないやつ(思いつかないやつ)も、
多数出てくる。
そのときは思いつくまで温存しておけばいい。

手塚治虫はストーリーのアイデアを、
ノート何冊分も貯めていたらしいが、
きっとこういう感じではないかなあ、
と少しわかる。


で、いまいち伸びないなら、
また前記事のところに戻り、ファームを耕せばいい。

ネタを100個追加したりすれば、
また思いつくだろう。


そのうち、最終的にものになりそうに育ったやつから、
順に刈り取り、
プロットをきちんと別紙に書き下し、
その話を完成させていけばいいだけだ。

300のネタ→数十の芽→10個のプロット未満→数個のプロット、
ぐらいの育ち方の感じ。

人によっては数字にばらつきがあるだろうが、
目安だとこんな感じ。



一番辛いのは、ネタの列挙と、
そこから何か面白そうな話を思いつくまでだ。
落ちに悩むのは、たいがいその後になるね。
posted by おおおかとしひこ at 19:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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