2016年05月17日

良いものは、美しく書ける

経験則。


まあなんとなく聞いたことはあるだろう。

説明するのにごちゃごちゃするのは、
ややこしくて良くない。
(説明が下手なら、知らん)


企画書や作品のコンセプトを書くとき、
美しく、シンプルに書ければ書けるほど、
それは良いものである可能性がある。

単純で中身のないやつもあるので、
単純なのに深みがあるもの、
という判定基準を設けるといいかもしれない。


今某企画の企画書を書いているのだが、
煮詰めて煮詰めて、
ずいぶんと美しく書けたと思った。
構造がスッキリして、
晴れ渡ったように、僕の思考が伝わりやすいものに書けたと思う。

それは、内容もよく整理された、良いものである可能性が高いと、
思った次第である。



自分のやろうとしていることを、
誰かに説明したりしてみよう。
案外、ごちゃごちゃした説明でしか出来ないものだ。
それはまだ、客観的に見えていないことの証明である。

他人に向けたときに、
ごちゃごちゃせず、
すっと説明出来るものこそが、
一番強く、美しさすら感じるものである。
(ただ単純なだけで浅くて詰まらないものは除く)

そこまで、練り込んでいこう。

実際のところ、
一発でエレガントに書けることは殆どない。
何度も何度も書き直して、
書き足りないことを足して、
ごちゃごちゃしたら引き算して、
そのうちエレガントに洗練されていく。
その過程を何度も体験して、
美しい構造とはどういうことかを、
知っていくとよいだろう。

「象は鼻が長い」記事でたとえばなしをしているので、
参考にされたい。



文章を書くということは、
対象を整理するという思考と不可分である。
その対象が整理されて捉えられていればいるほど、
文章も美しくなるものである。
posted by おおおかとしひこ at 01:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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