経験則。
まあなんとなく聞いたことはあるだろう。
説明するのにごちゃごちゃするのは、
ややこしくて良くない。
(説明が下手なら、知らん)
企画書や作品のコンセプトを書くとき、
美しく、シンプルに書ければ書けるほど、
それは良いものである可能性がある。
単純で中身のないやつもあるので、
単純なのに深みがあるもの、
という判定基準を設けるといいかもしれない。
今某企画の企画書を書いているのだが、
煮詰めて煮詰めて、
ずいぶんと美しく書けたと思った。
構造がスッキリして、
晴れ渡ったように、僕の思考が伝わりやすいものに書けたと思う。
それは、内容もよく整理された、良いものである可能性が高いと、
思った次第である。
自分のやろうとしていることを、
誰かに説明したりしてみよう。
案外、ごちゃごちゃした説明でしか出来ないものだ。
それはまだ、客観的に見えていないことの証明である。
他人に向けたときに、
ごちゃごちゃせず、
すっと説明出来るものこそが、
一番強く、美しさすら感じるものである。
(ただ単純なだけで浅くて詰まらないものは除く)
そこまで、練り込んでいこう。
実際のところ、
一発でエレガントに書けることは殆どない。
何度も何度も書き直して、
書き足りないことを足して、
ごちゃごちゃしたら引き算して、
そのうちエレガントに洗練されていく。
その過程を何度も体験して、
美しい構造とはどういうことかを、
知っていくとよいだろう。
「象は鼻が長い」記事でたとえばなしをしているので、
参考にされたい。
文章を書くということは、
対象を整理するという思考と不可分である。
その対象が整理されて捉えられていればいるほど、
文章も美しくなるものである。
2016年05月17日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック