2016年05月19日

今週の宇宙兄弟で号泣。

ムッタの訓練編から、ずっと詰まんなかったんだよね。
せりかさん関連、シャロン関連のストーリーラインは良かったんだけど、
(せりかさんの悪口の件は詰まらなかった)
問題の、男たちのドラマが、
ジョーカーとか全然面白くない。
引退したジジイの話とかはちょいちょい面白いんだが。

今まで、リアルタイムで追いかけてきて良かった。

ようやく、ストーリーラインが繋がった。

(以下ネタバレ)



この物語のメインプロットは、
「兄弟が宇宙にいく」であり、
「優秀な弟への、兄のコンプレックス」である。

僕はヒビトの月面事故のとき、
気が狂わんばかりに夢中でモーニングを読んでいた。
あの頃が神だった。

帰還したヒビトがどう立ち直るか、
放置のままだ。
もう一回壊れないと復活しないだろうね。
ロシアの女の子はどうなったんだっけ。



一方、ムッタの周囲はずっと詰まらない。

僕は、この漫画を描いてるのは女性ではないか、
と最近思うようになった。

兄弟の絆が好きなのは、
男より女だったりする。
リアルな男兄弟だと絆があるのが当たり前だから、
特別な題材にならないというか。
(やりちんがモテ漫画を描かないのと同じ原理だ)

せりかさん関連、シャロン関連、
面白いストーリーラインは、全部女がらみ。
男がらみのパートが、全然面白くないんだよなあ。
作者が凄いスケベな男なら、まあいいけど。
(作画の人は、男のようだ)


ヒビトの事故以来、
作者的にはサブプロットを描き、
それらを集大成するつもりで、
月面で全てを集結する予定だったのかも知れない。

一応シャロンのことにも触れたし、
シャロンのラインと、ヒビトのラインを、
今週融合することに、ようやく成功した。


なんとか峡谷の名前で僕はすぐに思い出せなかった。
わだちが谷底へ向かってるのを見て、まさかと思った。
この谷底に、ヒビトのバッテリーが残ってるという展開に、
僕は心震わせた。

これが面白いストーリーというものだ。
面白いストーリーというのは、
面白いストーリーの掛け算になっていくのだよ。



宇宙兄弟は、実写化が鼻についた。
ムッタがイケメンなのに納得がいかない。

アニメは端から興味がなかった。
優秀な弟と、コンプレックスの兄の話にならない限り、
タイトルコンセプトを表せないとずっと思っていた。
原作漫画には、色々無駄が多いし、
オリジナル展開をやろうにも設定がスカスカだし。

で今週。
ようやく本題になってきたようで、
来週以降の冒険と、
帰還後にヒビトと再会する日が、楽しみになってきた。
ファイアパンチの6話はもうどうでもいいわ。(一応みるけど)



ただ。
無理矢理入れてきた太陽フレアといい、
最近のストーリーには無理がある。

バッテリー回収→天文台完成(シャロン死ぬか、治療法見つかる)
→ヒビトがロシアメソッドで復活
→次のミッションだが、二人で参加してほしい
→打ちきりエンド
を、2〜3週でやろうと思えば出来てしまうので、
持ちこたえて欲しいものである。

なんか最近の漫画は、風呂敷を畳みはじめたらすぐ終わるイメージがあるんで。
posted by おおおかとしひこ at 14:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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