シーンの柱を一覧表にするとよい。
○(シーンの頭のマル)で検索して、
コピーして、別ファイルにペーストすれば、
すぐに作れるだろう。
今書いている短編(10分ちょいのパラレルワールドもの)を例にとると、
○渋谷1
○渋谷2
○もうひとつの渋谷
○(元の)渋谷
という一覧表が出来ることになる。
劇場映画なら100前後のシーンがあるので、
100行程度で全体を俯瞰できることになる。
この表は大まかな流れを見ることが出来るし、
数分で作れるから作りやすい。
この例では、
渋谷で話がはじまり、
もうひとつの渋谷(パラレルワールド)に行き、
元の世界に帰ってくる、
という大まかな流れを見ることが出来る。
ただ、お話の骨格まではなかなか見えないので、
この表を元に、大まかなプロットを書くと一覧表を作れる。
○渋谷1: もう一人の自分と会う
○渋谷2: 具体的に違いをつきつめる、もうひとつの世界にいく
○もうひとつの渋谷: さらにもう一人の自分と会う、元に戻ってくる
○(元の)渋谷: 決断
起こることと、主な行動を書くといいと思う。
このようにして、ストーリーを俯瞰する方法を手に入れることが出来る。
これは既にシナリオに起こしたものに有効な方法論だ。
プロットだとここまで行が確定しないので、
さらに大まかになると思う。
ストーリーを俯瞰することはとても大事だ。
ある部分を増やしたり削ったりする判断、
順番を入れ換える判断、
複雑にしたり簡略化することの判断など、
部分と全体の関係を見ないと、
すぐにいびつなもの(それはバランスが悪く詰まらない)
になってしまうからである。
ログラインに纏める方法、
三行程度であらすじを書く方法、
10行程度にあらすじを書く方法、
ペラ一枚にあらすじを書く方法、
図にかく方法、
などなど、
俯瞰する方法はいくつもあるけど、
これは箇条書きになっているところが、
扱いやすい。
もし暇なら、まる一日かけてでも、
劇場映画一本(名作に限る)で根気よくやってみるとよい。
大変勉強になるはずだ。
2016年06月06日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック