フェアかどうか。
それは人に好かれるかどうかとも関係している。
ベッキーが叩かれたのはフェアじゃなかったからだ。
フェアの反対語を、この際ゲリラと定義しよう。
嘘偽りも含めて、正々堂々としてないこともあり、
清濁合わせ呑むことをゲリラと呼ぶことにしよう。
ゲリラは嫌われる。
それは、表世界は正々堂々を前提としているからだ。
ルールの穴をついたり、
知らないところで勝手にやったり、
騙し討ちをするのはフェアじゃない。
ゲリラが何故嫌われるかというと、
人を不安にさせるからである。
テロが何故悪かというと、人を不安にさせ、疑心暗鬼にさせるからだ。
前記事とも関連するけど、不安が続くと人は嫌になる。
じゃあ逆に、前記事と関連させれば、
そこに予測や期待を混ぜればワクワクするわけだ。
フランス貴族の圧政に立ち向かった、
市民革命は、ゲリラ的だがワクワクする。
そこに動機、大義名分があるからである。
理想の市民革命の実現という期待があるから、
不安と期待が半々になり、そこにワクワクが生まれる。
もっと没入させるなら、感情移入だろう。
悲劇を背負わせたり、イケメンにしたり、
弱点を持たせたり、渇きを持たせたり、
まず第一に興味深いシチュエーションに陥るといい。
そうすると、
フェアじゃないのに、
そこにワクワクが生まれてくる。
たとえばベッキーにワクワクを生ませる方法はあったか?
動機に同情させれば良かった。
「奥さんがいる人を、
そうと知らず好きになってしまった。
離婚するという約束を信じて待っていて、苦しい」と、
弱点をさらけ出せば良かったのである。
ラインの流出より前ならば、
あの大嘘つきも感情移入によって同情されたはずだ。
大義名分や感情移入によって、期待が入ると、
それはゲリラでも面白くなって行く。
それはフェアか?ゲリラか?
フェアは、王道だ。
ゲリラは、覇道だ。
やり方はどっちでもいい。
ワクワクすればね。
ファイアパンチはフェアで始めたはずなのに、
ゲリラになっているから、みんなついていけない。
フェアを笑うやり方になってるから、
フェアだと第一印象を受けた人は不快だ。
ゲリラには、ゲリラなりのやり方があるのに、
ゲリラの作法も知らなかったのだろう。
勿論、ゲリラが王道を倒せば爽快だけれど、
そのやり方は最後までゲリラならば、認められない。
どこかでフェアに闘う瞬間がないと、やはり嫌われる。
正々堂々と勝負して勝った人には、誰も文句を言えない。
2016年07月19日
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何かとは言いませんがてんぐ探偵もあの作品のパクリですよね?
てんぐ探偵を見て元々才能がない人だとわかりました
失礼します
これでは純粋な疑問ですが・・・
精進します。
ちなみに「あの作品」の具体的なご指摘をよろしくお願いします。