経験則。
なぜなら、リライト(再構成、再執筆)が結構時間がかかるからだ。
たとえば三ヶ月で2時間のシナリオを書くとしよう。
企画やプロットに一ヶ月、
第一稿執筆に二週間。
このスケジュールでないと、しんどい。
ちょっと待て。そんなパンパンなの?
そうだ。
(そもそも三ヶ月で書けると思うほうが間違いだったりする)
ぎりぎりまで第一稿を書いているようでは、
ろくなものが書けないどころか、完成しないことすら多いだろう。
一ヶ月半リライトするつもりで、
突貫工事のスピードだけで第一稿を仕上げよう。
二週間は相当キツイから、
企画とプロットに三週間、
第一稿執筆に三週間でもいいよ。
いずれにせよ、スケジュールの半分で少なくとも「おわり」まで書くことだ。
そこから、ようやくじっくりと直していけるというものだ。
客観性を得るには、最低でも中三日はあけること。
できれば一週間欲しい。
すると、すでに五週間しかリライトの時間はなくなるわけだ。
五週でリライトは、意外ときついよ。
全体を三周するのもままならないかも知れないね。
経験上、二周リライトしても、まだ直すべき箇所は多かったりするので。
つまり、「三ヶ月で一本」のスケジューリングは、
かなりタイトだということ。
(ほんとの最初は、半年で一本のスケジュールでもいいくらい)
こんな時間配分は、最後まで書いた経験が豊富な人でないと、
見積もれないと思う。
だから書いてみた。
三ヶ月で書きなさい、と言われたら、
「最後の一ヶ月ぐらいで第一稿を上げるイメージ」でいてはダメだ。
きっとそれは間に合わないし、
最後まで書けずに終わってしまう。
あくまで経験則。
だけど意外と当たってるのではないだろうか。
2016年07月19日
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