2016年07月23日

創作とは、発明である

あくまで極論だけど、正論。


ほんとうは、全ての創作は発明であるべきだ。

まったく新しい原理で、
まったく新しい視点で、
世界をブランニューにしなければならない。

ところが昨今、全く新しいものに皆乗り気ではない。

それは売れるのか。
それは誰に受けるのか。
それは即完売するのか(在庫を抱えずにすむのか)。
誰が得をするのか。
それは受ける保証があるのか。

真新しい発明が世の中に受け入れられるか、保証などない。
ものすごくいい発明でも衰退することがある。
たとえばベータカムは、スペックはいいのに、政治的にVHSにシェア的に負け、
商売的には失敗と言われている。
スペックはいいのに。

私たちは、高スペックの発明者であるべきだ。
しかし、受け入れられ、ヒットするとは限らない。
発明する才能と、根回しして商売する才能は、相容れないものだと僕は思っている。

僕は、発明はできると思う。
売る才能はあまりない。

従来の枠組みにおさまるものしか、今は皆売ろうとしない。
新しい発明にたいしてみんな臆病である。
(ななめ上の発明ばかりしたシャープは、いまや経営破綻である)


僕は、ドラマ風魔は一代発明だといまだに確信するが、
思ったほどは世間は動いてくれない。
(2.5次元ビジネスの礎のひとつだと思うんだけどなあ。テニプリのほうが貢献してるのかなあ)
まあ、新しい発明だけに、似たようなものが生みにくく、
くり返し仕組みとして儲けるには一代限りかもしれないが。


しかし。
ほんとうに時代を切り開くのは、新しい発明だけだ。
新しい発明をしよう。
従来の分類法にないものをつくろう。
これをどうやって受け止めていいか、困惑するものをつくろう。
しかし引いた目で見たら、それは確かにあるべきだったと思うものをつくろう。

それは、いつか(死後かも)評価されるはずである。
日和って市場を伺うより、僕はそういうオリジナルを作る人を応援したい。
ここの脚本論は、そういう闘う人の役に立ちたいと考えている。


てんぐ探偵が、もうすぐ累積1500PV行く。
一か月アクセスでいけば、想定よりいい成績かな。
認められるのはもう少し先のような気がするので、
気に入った方はしばらくお付き合いくださいませ。

他に一個発明をして、なんとか実現しようと水面下で動いてるのもあるんだけどね。


質問箱には、
アイデアはあるけどどうすればいいか分らない、
なんて複雑な相談も受け付けておりますよ。
状況が詳しく分かれば、相談に乗れると思います。
posted by おおおかとしひこ at 00:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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