書き終えるには、いくつネタを用意するといいだろう?
ひとつじゃ足りないだろう。
じゃあ10個?20個?
それは、その人次第だとしか言いようがない。
何故なら、ネタをどう使うかは、その人次第だからである。
たとえばてんぐ探偵では、
「心の闇」というのを、手を変え品を変え、
57話ぶん、57種類用意しているわけだ。
これを、心の闇という大きな1個のネタと数えるか、
57個と数えるか、書く人次第だと言える。
天狗というのを1ネタと数えるか、
火伏せや天狗風や遠見を別々に数えるかも、
数え方次第であろう。
ということで、事前にいくつ準備すべきか、
なんてことを問うのはナンセンスだったりする。
会心の準備ネタが執筆時にからぶったり、
なんでもないネタが上手くハマる経験をした人は沢山いるだろうし。
ただ、以下にネタがあるといい。
オープニング、
インサイトインシデント(きっかけとなる事件)、
各登場人物の登場シーン、
第一ターニングポイント、
Bストーリーの開始ネタ、
ミッドポイント、
いくつかの蘊蓄、
第二ターニングポイント、
クライマックスかラストに。
数でいえば9個以上あると安心出来る、という感じかな。
勿論、噛み合ったり滑ったりすることもあるので、
もう少し使えるネタを持っていると、心配しなくてすむか。
勿論、書きながら現地調達(都度調べる)ってやり方もあるので、
走りながらやってもいい。
ただ、ひとつもネタのない状態で走り続けるのはキツイので、
疲れたときにネタで誤魔化すためにも、
常にひとネタ、何か面白いものを持っているといいだろう。
勿論、いつか使いたいと思いながら、
アイデアノートにメモだけ残るやつもいっぱいある。
アイデアジャンクというか。
それらをひっくり返して、急遽使うのも、ありといえばありだ。
なんとなくだけど、12、3持っといて、何個かは使わない、
そんな感じで僕は考えている。
ほんとに書く人によるけれど。
書き始めたはいいが、
最後まで書ききれない人は、
ネタが少なすぎるか、
逆に多すぎて混乱しているのかも知れない。
自分の状態を見極めて、
ネタの数を、もっと増やすか一気に切り詰めた中で考えるか、
してみるといいかもしれない。
2016年07月23日
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