2016年07月31日

【デビーさんへの回答箱】

>本を速く読めるようになるにはたくさん読んで慣れるしかないのでしょうか。やはりインプット速度が速いというのは大きなアドバンテージだと思うので、速く読めるようになりたいです・・・。物書きの方はやはり皆んな読むの速いのでしょうか


僕は文庫本一冊を6〜8時間ぐらいで読みますが、
周囲の人と比べると、速い方らしいです。
ざっくり言うと、
「それまでの読書体験が、読書速度を上げる」
のではないかと考えています。

得意の下ネタにたとえますが、
セックスを初めてするときは、
色々なことに注意しなければならず、
全ての段取りを全力でしたものですが、
慣れてくると、力のいれどころが分かってきて、
集中するべきところと、
全力じゃなくていいところがあるようなもの。

慣れないうちの読書は、
全文字を集中して読みますが、
おなじ作者の別の作品なら、
ああそのパターンね、が増えてくると思います。
そうやって、全力で読む箇所が減ってきて、
都合スピードが上がるのではないでしょうか。

読書慣れしてる人でも、
新しい作者を読むときは、
いつもより時間がかかるような気がします。

なので、全方位に慣れるまで、
努力するしかないかなあと。

その努力に見合う、名作を選びに選んだほうがよいと思います。
タモリの名言「まず最初に、そのジャンルの最高峰を知れ」を、
書いておきます。



あと、黙読をするとき、
「頭のなかで声が聞こえる人」とそうでない人がいるらしいです。
僕はスピードがあるときは聞こえず、
じっくり読んでるときは聞こえます。
多分、読書に必要な集中力のリソースの割り振りに関係してると思います。

もし聞こえる人なのだとしたら、
聞こえなくなる体験を積むと、速くなるかも。
(それは詳しくないので調べてみて下さい)
posted by おおおかとしひこ at 00:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック