あ、二つだけ、人間のリアリティーが上手く描けていた場面があったので、
誉めるべき所は誉めておく。
1. 徹夜でみんなで詰めるところ。
アニメーターのリアルな感じかな。
文化祭の感じかな。
そこにちょっといい感じがあった。
でも掃除のおばさん(片桐はいり)にすら、
ビッグマザーを求めるのはちょっとなあ。
2. ゴジラを倒した瞬間、ハリウッド映画みたいにテンション上がらず、
ほっとしたような、これで終わっていいのか、
みたいな微妙な空気が流れたこと。
とてもリアルだった。
3.11以前なら、イエーイとか拍手とか握手や抱き合わないと、
カタルシスがないと言われたかも知れない。
先の震災で、ひとつの解決は、長い復興のはじまりだと、
兜の緒をしめるきっかけにすぎないと、
リアルで学んだからかも知れない。
あと前の批評に、
あれ明治生命記念館だと書いたのだが、
凍結ゴジラは東京駅方向(もしくは東宝本社日比谷方向)だったかな?
なんか頭のなかで思い出すと方角が違うような気がするので、
詳しい方、間違ってたら訂正してください。
明治生命記念館じゃないかも知れない。
何故か赤坂五丁目なる架空の駅も出てくるし、
微妙にリアルから外れてる所もあるっぽいけど。
2016年08月02日
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樋口監督が「太陽を盗んだ男」と同じロケ地だとインタビューで答えてました。(映画秘宝にて)
シンゴジラはとても残念でした。
大岡さんと全くの同意件です。
結局、庵野を擁してもここまでなんだな、と。
あるいは、庵野に何を期待してたのかな、とも思いました。
この作品で311を総括したなんて抜かすのは噴飯ものですね。
やっぱ違ったか、すいません。
ちなみに台本には皇居陥落があったと聞きました。
あのアングルは崩壊した皇居バック予定だと思われます。
でも六芒星は…おっと誰かきたようだ
しかし311を総括?
復興ゴロを一掃して、
避難所から人々を解放して、
福島原発をどうにかして、
原子力村を一掃して、
そこに残る部落差別利権をつまびらかにしないと、
総括したことにはならないと思うけど。
ゴジラは、抽象的でいいから、
そういうものを焼いてほしいものです。