毎年8/9はさる人の命日で、8/8の夜から8/9の朝にかけて、
その人の激賞したドラマ「風魔の小次郎」を一気見して、
供養がわりにしている。
もうすぐ風魔10周年だね。
最終回「小次郎が二年後の再会の約束をする」のは、
それまでに聖剣戦争編をやりたい、という意思の表れだったんだけど、
実現できなくてごめんなさい。
今でもやりたい。
今年の一気見は、自分の監督としての、
脚本家としての資質が、少し客観的に見れてきた。
それだけ時間がたったんだろうけど。
僕は、どうもとてもピュアらしいこと。
自分で「ピュアな脚本家です」というのもどうかと思うけど、
大岡俊彦の特質は、
ピュアで、熱くて、冷めてて、
それをぶっ飛んだ笑いで霧に包んでいることではないかなあ。
表面しか見ない人は、笑いをほめる。
1話のなでしこや、6話のシンクロや、9話のヨーヨーは最高だ。
2話のホームランボールを竜魔が受け取るのは最高だ。
10話のラブコメも楽しい。
でもこれは、「真実を隠す霧」なんだね。
その奥には、まっすぐな善人がいるんだな、と感じた。
その芯の部分がピュアだから、
告白の回からのクライマックスは、独自の癖に凄まじく良いんだなあ。
あの作品で初めて会ったスタッフやキャストばかりだったけど、
後半戦には僕のいいところとみんなのいいところがようやく噛み合って、
いい作品になったと思います。
さて。
次は何をつくるか。
大分前からアイデアだけはある話があって、
その取材の計画を立てている最中。
実現しなくても、やるだけはやるさ。
なんか風魔の一気見上映会は一人でやるのが勿体無いので、
どっかでファンの集いやりませんか。
虎ノ門の例の店ならオールナイト貸し切り、相談できるかもだ。
酒飲みながら風魔を一気見、俺の音声解説つきでどうだ。
(キャストは来ない。俺だけだぞ。市野さんに声をかけられればそれもやるか)
2016年08月09日
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ドラマ風魔からもう十年なのですね。実写化の報を聞いた当時の車田ファンの間に走った「なんて無茶なチャレンジを…」という衝撃と、第一話を見た時の「やればできる人がいるんだ!」という感激も、いまだ色褪せることはありません。
監督の解説付き全話一気見上映会がもし実現されるなら、一ファンとしてぜひ参加させていただきたいです。ドラマ風磨放映終了後、ファンブックの類が発売されなかったことを非常に残念に思っておりましたので…監督がこちらで原案や制作エピソードを発表してくださるたび喜んで読みふけっております。
これからも次回作を楽しみにしております。
まず風魔を実写化しようぜ、というのが第一の無茶。(俺じゃない)
それを強引にでもやっちまったのが、第二の無茶。(俺)
原作が隙間だらけだった幸運で、ずいぶんとやりようがあり、
まともに脚本の力が出た、というのがラッキーでした。
通しで見ると、僕担当回と市野さん担当回がいいバランスになってますねえ。
僕はメインキャラしか動かしきれてないのが、あとあと見ると良く分かる。脇を生かすのが市野さんはうまい。
さあて、参加表明者は現れるのか。
5人とか10人とかのこじんまりな会だったらやれそうだねえ。
参加表明させていただきます(笑)
勤務先が虎の門にあり、お店の前を通るにつけ、どうしても風魔が頭をよぎります。まだお邪魔したことはありませんが、機会があればうかがって、美術のこぼれ話など聞かせていただけたらと夢想しておりました。
ですので、今回のご提案、ぜひ乗らせていただきたいです。
公表して下さっている絵コンテや文章が、今は情報として頭にあって、それが実際の映像や生の言葉とシンクロした時、有機的に変わるというか体感した記憶が残る予感がして、受け手として楽しみでなりません。
観た当初、テンポと話の凝縮具合に驚いたことを覚えています。素人の茫漠とした言い方で恐縮ですが、上映会が実現しましたら、編集や省略についても触れていただけたら嬉しいなと思っております。
定員10として、残りあと7忍…
DVD参入組もいるんだなあ。有難いことです。
虎ノ門ハンズはいつでも開いてるので、さっさと行くんだ!
特に風魔色はないし、まだ相談もしてないけど(笑)
黒霧島のキープボトルは飲んじゃダメだぞ!
監督の解説つき上映会があったら素晴らしいですね!
それだけで贅沢すぎます。
思えば友人から、風魔の小次郎が実写化されると聞いて
あまり期待しないで放送を見たのですが、中盤ぐらいでDVD購入を決めたぐらいハマったのを思い出します。
もし空きがまだあるようでしたら自分も参加させて頂きたいです!
残りあと五忍…!(定員十人想定)