2016年09月08日

あなたは愛されていないし、主人公も同じである

メアリースーの特徴は、
「無前提に愛されている」願望の反映であった。

自分のそれは心地よいのに、他人のそれは不快であった。
一人称では心地よくても、誰か他人を見る三人称では不快であった。

リクナビのCM(大泉洋出演)を見た。
線路脇の道で、女に大泉洋が歌いながら自転車で通り過ぎるやつだ。
https://www.youtube.com/watch?v=TP0eeGq9r-o
この女が、典型的なメアリースーである。(窓辺系だね)

これが物語なら非難するところだが、これはCMだ。
「わたしは愛されている」心地よさを、リクナビに構われている心地よさに転換している、
つまりドラえもんがいますよ、というおっぱいを差し出しているわけだ。
詐欺の商法である。
posted by おおおかとしひこ at 12:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック