にっちもさっちもいかない困難な状況で、
以前成功したやり方が次の成功に結び付くのか?
それとも、誰もやったことこのないやり方こそ、
次の成功に結び付くのか?
その答えは、僕にも分からない。
ただ、物語というものは、
成功または失敗を最終的に描くわけであるから、
成功と失敗の法則についても、
あなたは何らかの知見があるべきだ。
誰もやったことこのないやり方が成功する話は、
とても魅力的である。
しかしそれが説得力あふれ、腑に落ちるには、
かなりの綿密な準備が必要だ。
何故他のやり方ではダメなのか?
何故そのやり方を今まで誰も思いつかず、試しもしなかったのか?
普通思うことの範囲と、その外の意外な発想の差は何か?
そして、そのような問題とその答えを、論理的に用意する準備。
では、既に成功したやり方を踏襲する場合は?
詰まらなく思えたら最悪だ。
ただの現状維持は物語的価値はないだろう。
実は全く違うと思われていた過去の方法が、
現在にも適用されることが分かった。
何故なら現代には先入観を覆す、○○という理由があったからだ、
なんてなると面白いかも知れない。
これは伏線と解消の関係に似ている。
物語的に面白い成功の仕方には、
意外性が必要なのかも知れない。
それでいて、現実でも成功するだろうという根拠が必要である。
このケースだから特別成功したのであって、
現実にはまず無理だろう、という範囲内に問題を絞りこみ、
局地的成功を描く手もある。
たとえば機動戦士ガンダムは、
とても局地的なひとつの戦艦限定の領域で、
戦争勝利を描いた物語だ。
あなたは、成功と失敗の法則に詳しいか?
それを具体的な物語に落とし込むのは得意か?
条件をコントロールした上で成功と失敗を誘導するのは得意か?
世の中の分析本などは、参考になるかも知れない。
まあ、そんなこと関係なく、
面白くて意外な成功を描く人もいるけどね。
2016年09月16日
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