中盤の展開や終盤の詰めが思いついてるとき限定だけど、
スタート点をわざと遠い所からはじめてみるといい。
「増築し続ける屋敷」という前から使いたかったネタがあって
(アメリカのウィンチェスター屋敷とか、高知の沢田マンションとか、香港の九龍城とか)、
その謎解きの後半部が出来ていたんだけど、
話のスタート地点を、
増築する屋敷の絵や、
増築の原因となる悲しい事件からはじめても話が小さくなると思い、
「子供たちが、近所で噂の入ったら二度と出られない『幽霊屋敷』に乗り込む」
ところから話をはじめると面白くなることに気づいた。
子供視点ではじめて、人の業の深さに転換していけばいい、と思いついたのだ。
もちろんこの子供とは、我らがシンイチのことなのだが。
(てんぐ探偵の次の話を考えているのだ…)
ターニングポイントとは、
焦点の転換でもあるけれど、
舞台の転換や、
気持ちの転換や、
視点の転換や、
モチーフの転換でもある。
がらりと変わりながら、実は同じ問題を違う視点から眺めるものである。
同じところでぐるぐるやると退屈である。
なるべくターニングポイントで飛躍するには、
全然違うところから物語に入ると面白くなる。
2016年09月25日
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