そもそも創作の初心者は、
テーマがこなれていない。
世の中への主張の仕方が初心者なのである。
ダメな主張は以下のようなものだ。
当たり前のことを言う
古臭くて今に適用しがたいことを言う
どこかで聞いたことをどや顔で言う
新しいけど特に良くもないことを言う
新しすぎて良く理解できないことを言う
言ってることは新しいかも知れないが、実現性に乏しいことを言う(言うだけ番長)
具体的なことを言わず抽象的なことを言う
面白くないことを言う
快感だけど、世界を悪くすることを言う(悪魔のささやき、のび太症候群)
絶望だけ突きつけてどや顔する(それを見た我々が何をするべきか分からなくなる)
批判や文句だけ言う(改善策を出さない)
個人の感想でしかなく、多くの人の同意を得られないことを言う
青年の主張を考えればいい。
上のような特性の主張は、詰まらないだろう。
良い主張とは、逆に、
万人に分かりやすく、
論旨が明快で納得がいき、
新しく斬新で、
かつ奇をてらわず王道で、
世界を良くする具体的な提案がある、
ということである。
それはひとつの発明だ。
それは考えもしなかった、
ひとつの視点から導き出される発明である。
そもそもそんなことがないのに、
創作をしても意味がない。
世界に意味をなさないからである。
それが世の中に出たことで、
新しく世界を良くする、
新しい何かをあなたは提案しなければならない。
良くする方法論についても新しさが求められる。
それが創作、クリエイトであると思う。
そんなこともやらない、
エセクリエイターが増えましたね。
こなれたテーマというのは、
世の中に主張し慣れた人が、
ようやくたどり着ける境地だと思う。
沢山主張して、主張慣れすることだね。
世の中への文句を垂れ流す(ルサンチマン)のでなく、
独りよがりな説得(オナニー)でもなく、
パクりでもなく、
改めて言うほどでもなく、
個性的で斬新なことを言うには、
吐き出し慣れている人しか出来ないと思う。
つまりそういう人は、
通りいっぺんの主張はもうし終えて、
まだしていない新しい主張を思いつかなければならないからである。
2016年10月06日
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