2016年10月15日

【日記】ブラックがだめなら、移民をすればいいじゃない

今回の労基の抜き打ち検査は、国策の一環と官房長官が言った。
川口浩探検隊を揶揄した嘉門達夫は、
「何故かカメラが先に入っている」と歌った。
NHKのカメラは、あの場所で待っていたわけだ。
つまり、見せしめとしての労基査察だ。

ブラック企業撲滅は一見美名に聞こえる。
しかし、そもそも日本の労働形態は、
農業村社会をベースとした家内性手工業だった。
コツコツ無限に働いて期日を迎える世界観だ。
これを時間で区切る、欧米型ホワイト管理をすると何が起こるか。
欧米型企業は、奴隷が必要な世界観で動いている。

つまり、日本にも奴隷が必要になるわけだ。
これまでは日本人が自ら奴隷になっていたが、
国策でそれを防ぐというのは、
奴隷を呼んでくる未来へ繋がる。

背広の白人と、ブルーワーカーの奴隷に、二分化する。
格差はより広がり、背広の白人の枠は狭くなる。
資本主義の完成へ、近づいていく。
僕には、労基の人たちの足音が移民の足音に聞こえた。

仕事に奴隷が必要なのは、未来永劫変わらないと僕は考える。
仕事というものは、泥臭いどぶさらいが殆どである。
人間はあまり賢くない。水は低きに流れる。
労働管理をきちんとするなら、どぶさらいはアウトソーシングしたほうが楽だ。
ちなみに高給で知られるテレビ局は、
制作会社はもう全部アウトソーシングして、
背広業務しかやっていない。
実際につくるスタッフは、別会社の奴隷である。
日本はどこまでも商人が職人を奴隷化することで利潤を確保してきた。

移民問題でEUを抜けたイギリスは我々の100年未来だ。
奴隷を調達出来なくて今後どうするか、たのしみである。
posted by おおおかとしひこ at 10:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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