2016年10月16日

【日記】鬱で死なない為の処方箋

20年前、残業250はざらだった。
それでも俺は死なずに助監督をやって来た。
辛くて辞めてった人はいた。病んだ人もいた。
助監督というのは、そういう戦場だと僕は理解していたので、
鬱にならないような防御策を打っていた。

後輩に公開しておきたい。


1. 3時間睡眠または4.5時間睡眠。
2. 絶対に風呂に入ること。
3. バナナを食べること。

このみっつ。
あと朝日を浴びるといいらしいが、
カーテンを引く暇もなかったので、
結果的に朝日は浴びまくっていた。


睡眠時間は最低でも3取れ。
確保できないなら引っ越してでも近くに住め。
僕は自転車で15分の距離に住んでいた。
会社からどの距離に住むかは、僕は覚悟だと思っている。

3を切ると幻覚が消えない。
トイレで15分仮眠する技術も身に付けること。
車の運転はしないこと。
あと、レム睡眠は1.5時間周期なので、
3以上1.5刻みの睡眠時間を確保すること。
3、4.5、6、7.5、9だ。(6以上は天国だ)
まずこれが出来ない奴は死ぬ。
数週間はもっても、数ヵ月はもたない。

風呂に入れ。毎日、絶対。
シャワー禁止。

これは、体内に血を巡らせる為である。
免疫力は体温が1度あがると6倍になる。
徹夜の時は体温が低くなることは、みんな知ってるよね。
内蔵に血は巡らなくても最悪若さで乗りきれるが、
脳に血を巡らせないと仕事にならない。

寝て起きてから風呂でも構わないが、
風呂→3時間睡眠が理想。
まあしんどいと、風呂入れながら爆睡なんてのはよくある。


あとは、バナナは効くぞ。
鬱に効くセロトニンは、バナナか肉で作られる。
そしてバナナを一日一本食えば、
うんこ出まくり。
実はこれがデカイ。

鬱の原因は腸内環境である、という研究結果が最近出たらしい。
腸脳相関の話は以前にも書いた。
快便して余計なものを貯めないのは、案外重要。
高ストレス下では、うんこが不定期になりやすいのはみんな経験してるだろう。
これはかなり効く。

鬱は、色んな毒をため込むことで起こる。
回復するには、毒を出せばいい。
汗とうんこと睡眠だ。



あとは、同棲しろ。
愚痴を聞いてくれる人をつくれ。
ネットはだめだ。リアルがいい。
無理なら大声で歌え。


それが夢を叶える近道でないのなら、
その方向は間違っている。
それが夢を叶える近道なら、
その地獄を抜けるまでこらえろ。

その地獄がいつ頃まで続くか、先輩を見ながら予測すること。
一年続くことはない。続く職場ならやめておけ。
夢と苦しみを天秤にかけて、
もし一日寝れる日があるのなら、
「他のルートはあるか?」と考える余裕も出る。

体育会の経験がない人は、
体育会系の同期の10倍ぐらい弱い。
それも知っておこう。
posted by おおおかとしひこ at 16:07| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
三時間睡眠続けてると思考力低下したりしませんか?
それで仕事に支障が出たりは・・・?
試しに短時間睡眠生活を実施したことがありますが、起床後はろくに頭が働きませんでした。三日間くらいは平気なのですがそれ以上となると・・・

私の場合一週間くらいで三時間睡眠やめてしまったので分からないのですが、こういうのって継続しているうちに短睡眠に脳が慣れてしまうものなんでしょうか。
Posted by ルーズン at 2016年10月16日 21:26
ルーズン様コメントありがとうございます。

人による、としか。
ちなみに若いうちしか出来ないでしょうね。
脳を使うよりまず動け、という時期向きです。

僕は今、一日8時間寝ないと思考が鈍ります。
人によってロングスリーパーやショートスリーパーがいると思うので、
実験しながらやることを勧めます。

でも新入社員には実験の暇すらないので、
役に立てれば、と思って書きました。

ちなみに「寝だめは医学的にない」は医者のうそです。
「辛くて死にそう」なのが、休みの日に10時間ぐらい寝て、
「ふつう」になるのを、寝だめと申します。

3時間睡眠生活+どこかで寝だめはしないと、そのうちダメになると思います。
若いうちは連続20時間ぐらい寝れるけど、
年を取ると8時間も連続で寝れなくなってきますねえ。
若い時は三徹出来たけど、今は二徹無理。

あと決定的なのは、モチベーションですね。
物理条件よりもそっちが大事かと思われます。
助監督時代は、大変だったけどものづくりの素晴らしい現場に参加できて、
それだけでアドレナリンがもったものです。
Posted by おおおかとしひこ at 2016年10月16日 21:43
体育会系が有利なのはやはり体力があるからでしょうか
体力はすべての基礎ですもんねぇ。
脚本家も運動や筋トレをして体を鍛えた方がいいんでしょうかね。
筋肉を鍛えると血の巡りが良くなりアイデアが出やすくなる、という理由でムキムキになるまで鍛えてる人もいるそうです。
大岡監督は何か運動、体力づくりはされてますか?
Posted by こぽー at 2016年10月17日 11:10
こぽー様コメントありがとうございます。

体育会がいいのは、根性があることです。
坊っちゃんは否定されるとすぐ折れる。
体力よりも、心が折れにくいことが実戦向きですね。
曲がりなりにも、ダメだった自分、鍛えた自分、成功した自分、
というのを経験してますからね。
心に可塑性があるというか、ダメ出し耐性というか。

ちなみに僕は喘息もちなので、
喘息にいいというプールに週一で通っています。
昔はジムのプールだったんですが、潰れたので、
温水市民プール400円のお世話になっています。
300メートル2セット、小一時間ぐらいが、今の僕の体力にあっているようです。
昔はダラダラ1キロ泳いでたけど、飽きちゃうので、
本格的泳ぎ方のフォームに改造する楽しみを見いだしてます。
Posted by おおおかとしひこ at 2016年10月17日 11:29
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック