「それを知らない人に説明する文」を書いてみる。
恋。象。死。社会。知性。数学の必要性。
なるべくうまく説明できないものがいい。
そしてそれを最低三通りの、
全然違う人格で、説明してみること。
キャラクターを出すと分かりやすいか。
ドラマ風魔から持ってくると、
恋を、小次郎が説明するとしたら。
恋を、武蔵が説明するとしたら。
恋を、陽炎が説明するとしたら。
こういうことをやってみる。
全然違う文体、言い方、考え方、観点、原理があることに、
あなた自身が気づくだろう。
そして、
あなたの説明ではなく、
そのキャラクターがする説明になっていることを確認しよう。
物語にあなたは出てこない。
そのキャラクターたちが出てくるだけである。
これは、キャラクター創造の練習にもなる。
曖昧模糊としたキャラクターたちに、
それぞれ同じことについて答えさせるといい。
誰の答えも似たような感じになるのなら、
まだ「その人らしさ」が曖昧模糊だ。
その人らしさは何だろうと考えながら、
なるべく他のキャラクターと、
答え方を違うものにしていく。
そういう過程で、キャラクターが立ち始めていくだろう。
慣れてきたら、必ず全く異質の答えにするだけでなく、
似たような感じだがハッキリ別人、
みたいなことに挑戦してもいい。
2016年10月19日
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