あ、○○。
あ!○○。
えっ、○○。
さあ、○○。
○○ということ。
○○には商品名などが入ります。
何故下手くそかというと、
何も言ってないからである。
アテンションと商品名の組み合わせに過ぎないからだ。
つまり、IQが低い。
「あ!小林製薬」は、その代表である。
見られなければ意味がない、
というのはよくわかる。
だが、注目を集めるためだけに、
街中で大声を出すような行為が、
アテンション+○○というスタイルだと思う。
これは人を馬鹿にしているし、
これで○○に好感触を持つのも馬鹿である。
本が売れてないのは分かる。
しかし東京芸大という格好の題材を持ってきながら、
「え!?」で始めるポスターのキャッチは、
あまりにも馬鹿ではないかと思う。
追い詰められた人が、手がないから大声をあげている感じだ。
あのポスターで、僕は手に取る気を失せてしまった。
内容に比して、
宣伝があまりにもおかしなことになっている例に、
最近よく憤慨する。
中身を作っている人の考え尽くしたことに対して、
宣伝があまりにも何も考えていないからだ。
ホントにそれ売る気あるのかね。
(特にひどかったのは、オデッセイ、レヴェナント、バードマンあたりか)
数字があれば何でもいいと考える、
ものを作っていない商人の考え方なんじゃないかね。
キャッチコピーについて時々考えるのは、
「この本質をどうやったらまだ見ぬ人に、上手に伝えられるか」
ということを考えたいからである。
結論はない。
目線が上ではなく、人々の目線にあるべきだという原則ぐらいしか、
僕には分からない。
だが、人々が「あ!小林製薬」ぐらいのIQで人生を送っているとは、
思えない。
(時々はいいけどな)
あともうひとつあった。
人々にフリップを持たせて、中に何か書いてあるのを、
思わず読ませる方式。
ある意味アテンション+○○の方式である。
勿論、宣伝というのは、広く伝わることが大事だけど、
深く伝わらないと意味がないことでもある。
その深さこそが、中身の本質に比例するべきだ。
結論:馬鹿は宣伝しちゃいけない。
2016年11月29日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック