2016年12月07日

wordのTIPS: F4

ネットにあった小ネタを拾ってきた。
F4のショートカットが、
「繰り返し」にバインドされているそうだ。

直前に実行したコマンドを、F4で繰り返せるぞ!
例: 範囲選択→色を変える→別の範囲選択→F4で同じ色に!
例: 直前に変換した言葉(リターンで確定した言葉)→F4で出せる!

フォトショのフィルタ繰り返し(コマンドF)と同じだね。
脚本を書くときにはあまり使えないテクだが、
何かのおりに。

小説書くときは、「てん」で変換する「…」
(三点リーダー記号)は二個ペアがデフォなので、
てん変換F4と入力が楽になるかも知れないが、
指の位置が遠いので、てんてん変換のほうが速いかもだ。
(左手人差し指が遠い。右手人差し指のF6あたりなら良かったなあ)


以下、デジタルは人を幸せにしない話。

デジタルの得意な分野は、
「すでにあるものを変形させること」である。

これは、レジスタというメモリ構造
(数値を覚えて、吐き出す)に起因する、
ノイマン型の本質的構造に基づいている。
そういう形で出来てるのだから、
その形を生かしたものが得意なわけだ。
デジタルは便利だから万能になった気がするけれど、
ノイマン型の構造に基づいたこと
(一次元的数列やポインタとか)しか、
本質的には出来ないんだよなあ。

難しい話を簡単にすると、
創作とは、「無から有を生み出す」ことである。
デジタルは、「有を繰り返したり変形する」ことが得意だ。

パソコンで創作をはじめたやつは、創作のなんたるかを、
本当には分かってないと思う。

絵だって最初は紙と鉛筆で練習すべきだし、
音楽はアナログの楽器と供に寝起きすべきだし、
写真はそこらじゅうを歩き、季節や天気を知り、現像室に籠るべきだ。
無から有を生み出す訓練を長期間に渡ってするべきだ。
デジタルの道具はその精度の高いシミュレーションでしかない。

脚本?それこそ白紙の地平を耕していく行為だぜ。
デジタルはなんの役にも立たない。
編集は便利になった。
つまり編集と執筆を、デジタルは混同させる危険がある。
デジタルで書いていると、
いつまででも直せるという意識になり、
編集と執筆がループになることがとても多い。

執筆は執筆。編集段階になったら執筆には戻れない、
としたほうが、表現に思い切りや凄みが潜むと思うよ。
posted by おおおかとしひこ at 11:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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