何かオリジナルを書こうと思って、プロットを書くとしよう。
それは、過去に大抵似たプロットがある確率が高い。
書き終えてから、似た映画を探すといいかも知れない。
それは、ガワの題材ではなく、ストーリーの本質的に、
という意味である。
だから、検索することはたぶん出来ない。
「そういえばこれはあれに似てるなあ」という感覚で、
過去に見た名作を引っ張り出してくるという程度だ。
だから、過去の名作についての記憶がなければならない。
さて、過去のプロットが似た名作を見てみると、
ものすごくきちんと濃いドラマが繰り広げられているはずだ。
あるいは、少しの場面でも効果的になるように、
ものすごくぎりぎりまで場面が煮詰められているはずである。
特に、特撮以前の人間ドラマ(70年代より前)は、
濃いドラマしか面白さの源泉がなかったから、
かなりの工夫をしていたはずである。
「事件をきっかけに家族が再生する話」ぐらいの似てる加減なら、
必ず過去に似たプロットがあるはずだ。
それを参考にし、過去に誰かがやった偉大なる軌跡を見て、
それを超えるドラマを書かなければならない。
凡人はそこでパクッてしまい、さらに似た作品を書いてしまう。
過去の名作を越えるのは、今だというのに。
その話は、大体何かに似ている。
何に似てるかは、映画をどうやって見て来たかに関係する。
ガワではなく、本質的な部分で思い出してみよう。
2016年12月13日
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