さっき見つけた広告が面白かったので、
これを教材にしよう。シナリオセンターの広告だ。
ある意味競合会社だ(ここはボランティアだけど)。
広告に採用されている次の原稿に、間違いが3つある。
指摘したまえ。
(もちろん広告だからシナリオの作法ではなく、
「シナリオっぽいデザイン」であるのは百も承知だ。
しかしこんな「間違った原稿」を広告に採用する教室は、
いかがなものかと思う)
回答編:
(しばらく改行)
1 名前の欄は三文字で書くこと。
”私 ”とあとに二文字あけるか、” 私 ”と真ん中に書くかはお好みで。
2 台詞の改行後は一文字あけ。
少なくとも上に一マスありそうなので、この原稿は改行後二文字あけ以上になっている。
1と2は、シナリオ表記上の慣習ルールだ。
それも守れないやつは、文法の間違った会話をしているようなやつさ。
ところで、一番の間違い。
3 「私」という登場人物はいない。
なぜなら、シナリオとは三人称記法だからである。
まあ「私」というキラキラネームの登場人物かも知れないが、
そもそも混同するような名前はシナリオでは推奨されないね。
広告の意味合いとしても、これは一人称だと考えられる。
一人称が他の人に語りかけたり、
一人称が独り言を言うのは、
三人称であるシナリオの形式とは異なるのだ。
この違いについては過去記事にたくさん書いたので、検索せよ。
あなたは、こんなシナリオを書いちゃいけないよ。
あ、こういう間違った人を呼び込んで、
金を払わせるのが目的の教室なのかな?
全問正解しないなら、最初から勉強しなおしたまえ。
2016年12月26日
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