2016年12月31日

【日記】テレビ時代のひとつの終焉

大阪に帰省している。
我が茨木市(ナイナイの出身地としてマイナーに有名)の、
広大な土地を持つ松下のテレビ工場が閉鎖して、
売りに出されている様を通りすがりに見てきた。


我が茨木市は大阪市内に電車で20分ぐらいの、
いわゆる周辺地域だ。
戦後復興期は、茨木なんて田んぼだらけだったと聞く。
そこの広大な土地をいち早く買い取り、
電器工場を松下は建てたのだろう。
今や周囲にマンションだらけになって、
土地代だけは上がるわけだ。
(都内の撮影スタジオと同じだね。
周りの方が都会になってしまったわけだ。
東映スタジオなんて一部を映画館にして儲けに走っている)

その広大な土地を売っぱらう。
そこで働いていた正社員も、雇われてた人も散ってゆく。
中国とかインドネシアに移るのか、
それともテレビの製造自体を縮小するのか。
僕は松下の人じゃないから分からない。
(関西の人には松下で通じるが、
旧ナショナル現パナソニックのことだよ)

高度成長期、テレビは最新の家電だった。
最新の家電を、少し田舎で作っていた。
その田舎は人が住むようになり、
その広大な土地はマンションになるかも知れない。


母が言ってたが、
この工場にはダイアナ妃が視察に来たそうだ。
80年代の最先端は間違いなくそこにあった。
テレビにみんな群がり、
テレビの工場がフル稼働し、
そこに時代の寵児が視察に来る。
もうその時代は遠くなった。

マスコミでは報じられない時代のひとつの終焉。

更地に我々は、なんの夢を見るのか。
posted by おおおかとしひこ at 12:55| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 子供育てるなら茨木市、老後暮らすなら高槻市と言われている。
 茨木は工場が多く税収が滑沢にあり、
新しい町では子育てに予算が振られている。
高槻は古い町が多く子育てよりも利権や老人に
予算が振られているからだ。

 茨木も住宅化して工場が抜けていくと
高槻と同じようになっていくだろう。
人口減少傾向だから住宅化都市に未来はない。
過度に土地が値下がりしたら豪邸建てれるけどな。
 

 こないだの同窓会では最先端追ってる人や
懐かしい話が入り交じり面白く、刺激的だった。
 
 体そろそろガタが来る歳なので健康に気を使っていかんとな、僕はまずはダイエットからやのぅ・・・

 露口ええ体しとった、あれは格好良かった。
筋肉の量を増やしてパワー上げるのか、
収縮スピードと持久性を高めるのかが
40過ぎた空手では課題やなあ。

 多分、先に筋肉の量増やすのではなく
パワーアップは体重移動で補い、
スピードと持久性アップに絞った
トレーニングかなと思う。
そこで頭打ちきたら筋肉増量やろな。
大岡なりの回答くれや〜。
Posted by たろさん at 2017年01月01日 01:36
こらこら、公共の場を内輪が荒らさんようにな。(笑)

実際、隣にマンションがあるから、
火気も水気も都内スタジオではしんどくなってる。
爆発OKなんて栃木まで行かないと。
ドーナツ化現象は都市計画的にはどうなっとるのやろうねえ。
新橋の近くの空き家でも借りて、事務所作ろうかなんて言っていたり。

中年格闘家は、上半身より足腰鍛えたほうがいいのでは。
馬歩と柔軟からやなあ。
Posted by おおおかとしひこ at 2017年01月01日 18:04

 荒らしになっとったな、以後控えるよ。


Posted by たろさん at 2017年01月04日 01:51
かまへんよ〜。
マイナーやけどここは1日300人は来るのでね。
衆人環視プレーになるのだ。
Posted by おおおかとしひこ at 2017年01月04日 10:30
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