明けましておめでとうございます。
紅白も、昭和は遠くになりにけりの感がありました。
僕の書いてる脚本論は、今にアップデートするべきか、
そろそろ決断しなきゃいけないかも知れないなあ、
と考えています。
そもそも、
過去の自分に向けて書く、と始めたものです。
今の俺が身につけたものを教えてやるぜと。
その頃から少し時代は変化しました。
オリジナル映画は、一体どれくらいの割合で作られているのでしょう。
それはハリウッドも同じことになりつつある。
僕が神棚より大事にしていたテレビは、
もうとっくに時代の真ん中にも最先端にもいない。
チャンネルは増えているくせに、クオリティは下がっている。
継承は、どこにおいても途絶え始めている。
面白いものを書けば、金が集まってヒットして先端を走れる。
無邪気にそう言えない時代になりました。
売れないものは作れない。
かつ、売れると判断されるのは事前に売れると保証のあるもの。
何でもいいから面白いことやったろうぜ、
が正義の時代ではなくなりつつあり、
映像業界は疲弊を続けています。
右を見ても左を見ても、
この金とこのスケジュールでやるしかねえのかよ、という嘆きと、
これだけ頑張ってもこの企画じゃあね、
という諦めが支配しかかっています。
それでも僕は、
面白い、オリジナルだけが、世の中を変えていくと思います。
何故なら、僕はそういうものを、
映画やドラマからたっぷり貰って育ったからです。
それが現在の既成集団から生まれないのだとしたら、
はみ出しものとして闘うしかないんだよね。
新年なので明るい話を。
去年から、自主映画を作る準備を始めています。
共鳴する仲間が、少しはいてくれたので。
自己資金なので凄いことは出来ません。
「ふつうに面白いもの」をやろうと企んでいます。
勿論、ガワは癖だらけですけど。
誰かが買ってくれれば万歳、
ダメならネットで無料公開かな。
昔からの僕のファンが喜ぶニュースも含まれてますよ。
お楽しみに。遅くとも2018年にはどこかで公開か。
平熱でいることは、こういう時代に大切なことだと思います。
冷えきることなく、無理に熱いふりをすることなく、
心の中に炎を、静かに燃やし続けます。
あと抱負。
・新作長編小説を一本書きたい。取材旅行に北に行きたい。
・例の短編小説をあと51話書いて、計108話にしたい。
年内には無理だろうけど。
2017年01月01日
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