2017年01月08日

男の話、女の話

雑談。


男の好きな話は、変化する話。
女の好きな話は、差異を見つけ続ける話。

女の好きな話は、
そこに浸ることそのものを快楽の目的とする。
変化とかはむしろ邪魔かも知れない。
差異を見つけ続けることが快楽なのだから、
その前提を崩されるのは嫌なのだ。

だから、変わらない世界で、
山も落ちも意味もない(古い意味のヤオイ)、
おしゃべりをし続けるのが好きなのだ。
多くの二次創作における、本来のヤオイとは、
こういうことじゃないかなあと思う。

男の好きな話は、変化する話。
人が死んだり、
成長したり覚醒したり、
グレーなものに白黒つけたり、
旅をしたり、
正体がばれたり、
世界の認識が根底から覆る話(どんでん返し)が、
大好きなんじゃないのかね。


映画や古典的物語論は、
伝統的に男の理論で作られている。

けれど今の邦画は、女子供をメインに作られている。
象徴的なのが真田丸で、
(脚本家三谷幸喜はゲイだから脳内は女だ)
男たちがキャッキャウフフする、
女が好む世界を作っている。
女は女を嫌うので、
だから真田丸は女子供に大人気であった。
苦味を取り除いたシュガーだったからだ。


さて、男たちは映画やドラマから疎外されているのだろうか。
雑談なので、妥当性も結論もないが。
posted by おおおかとしひこ at 18:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック