2017年02月11日

次の展開は、これまでのところに仕込んだものから繋いでいく

次の展開が、まったく新しいことになることはない。
それもはや、二本書いているのと同じだ。

そうじゃない。
次の展開は、これまでに書いてきたことにヒントがある。


以前言及してたこと。
以前やろうとしたけどやらなかったこと。
以前こうなるだろうなと予測したこと。

こういうものが、
それまで書いてきたことのなかに、
必ずある。
それを使ってないなら、それを利用して次の展開を考えよう。

その通りになる展開でもいいし、
その逆の展開になるでもいい。

もし次の展開でいいものがその場で思いついたら、
それに関係するものを、
それまでのどこかに仕込んでおいて、
次の展開に利用したふりをしておこう。


次の展開が海へ行くとする。
それならば、
以前に海の話をしていたり、
魚の話をしていたり、
波や砂の話をしていたり、
海の家の焼きそばの話をしているかも知れない。
逆に、
山の話や、
狭いところの話や、
湿度の低い話をしていたかも知れない。
「次に海へ行くことが、
それまでの展開から自然に見えて繋がる」
とは、そういうことなのだ。

海へ行く必然。
あとから仕込むと言い訳臭いけど、
それが自然なら誰も気づかない。

逆に次の展開がわからなくなったら、
これまでのことに、必ずヒントが転がっている。
それを利用すればそれだけで、
伏線うめえ、と勘違いすらされるかもね。
posted by おおおかとしひこ at 17:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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