今何章か考える事は、
全体と部分のことを把握するのに役にたつ。
ところで、今何章か把握しても、
なお前に進めないのなら、
サブ章に割ってしまうといいことがあった。
さらにそれでもダメなら、
「次の章を先につくってしまう」
という荒業がある。
今考えている問題の解き方が分らないのなら、
そこはとりあえず飛ばして、先の章のことを考えると、
出口が見つかることがある。
たとえば僕は今六章で悩んでいると前書いたが、
つまりは七章や八章を先に考えてしまえ、ということだ。
数学の問題ではよくあることだ。
ここからあとはこれさえ出来ていればOK、
というポイントがたまに出てくる。
逆に、「ここからここまでは出来てなくて、
あとは全部出来ている」と見積もれるような
状況が出てくるわけだ。
こうなったらしめたもので、
「出来てない範囲」を、
前後から狭めて行けばいい訳だ。
AからBにたどり着けばOK、と問題を絞り込み、
Aから出発してA2までは行けそう、
Bから戻ってB2からBは行けそう、
と次々に橋頭保を延ばしていき、
そのうちAnとBnを接続すればいいのである。
ショートカットの方法はない。
こうやって近づけていくことはできる。
一回つながりさえすれば、
あとでショートカットする方法も思いついたりする。
僕が迷っている六章は、五章までは出来ている。
七章以降の展開も出来ている。
で、サブ章を3つに割り、
6-1と6-3を先に作っておいて、
今6-2なら書けるかも、
という所に来ている。
もし6-2がつかみきれないなら、
6-2-1、……6-2-nとまた分解して、
頭とケツから出来ない範囲を狭めていけばいいだけの話、
というわけだ。
こうやって、
次々に範囲を特定していくと、
たいがい「問題はこれだったのだ」
と特定できる所まで範囲が狭まっていく。
ちなみに今回の原因は、
七章へどうつなぐか決めておらず、
それを6-1で一切決めていなかったことだと分析した次第。
つまり、七章へのつなぎになる部分を、
6-2または6-3で描いておくべきだ、
という結論に達して、
「書けない」という病を振り切った。
こうやって、
「そうか、ここではこれをするべきだったのだ」
と気づくためにも、全体像を把握しておくのは、
大切なことであったりする。
今、何章? そして全何章?
今とあとの関係は?
その間はどうなる?
そうやって詰めていくとよい。
2017年02月21日
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