2017年02月21日

今何章?2

今何章か考える事は、
全体と部分のことを把握するのに役にたつ。
ところで、今何章か把握しても、
なお前に進めないのなら、
サブ章に割ってしまうといいことがあった。

さらにそれでもダメなら、
「次の章を先につくってしまう」
という荒業がある。


今考えている問題の解き方が分らないのなら、
そこはとりあえず飛ばして、先の章のことを考えると、
出口が見つかることがある。

たとえば僕は今六章で悩んでいると前書いたが、
つまりは七章や八章を先に考えてしまえ、ということだ。


数学の問題ではよくあることだ。
ここからあとはこれさえ出来ていればOK、
というポイントがたまに出てくる。
逆に、「ここからここまでは出来てなくて、
あとは全部出来ている」と見積もれるような
状況が出てくるわけだ。

こうなったらしめたもので、
「出来てない範囲」を、
前後から狭めて行けばいい訳だ。

AからBにたどり着けばOK、と問題を絞り込み、
Aから出発してA2までは行けそう、
Bから戻ってB2からBは行けそう、
と次々に橋頭保を延ばしていき、
そのうちAnとBnを接続すればいいのである。
ショートカットの方法はない。
こうやって近づけていくことはできる。
一回つながりさえすれば、
あとでショートカットする方法も思いついたりする。

僕が迷っている六章は、五章までは出来ている。
七章以降の展開も出来ている。
で、サブ章を3つに割り、
6-1と6-3を先に作っておいて、
今6-2なら書けるかも、
という所に来ている。
もし6-2がつかみきれないなら、
6-2-1、……6-2-nとまた分解して、
頭とケツから出来ない範囲を狭めていけばいいだけの話、
というわけだ。

こうやって、
次々に範囲を特定していくと、
たいがい「問題はこれだったのだ」
と特定できる所まで範囲が狭まっていく。

ちなみに今回の原因は、
七章へどうつなぐか決めておらず、
それを6-1で一切決めていなかったことだと分析した次第。
つまり、七章へのつなぎになる部分を、
6-2または6-3で描いておくべきだ、
という結論に達して、
「書けない」という病を振り切った。

こうやって、
「そうか、ここではこれをするべきだったのだ」
と気づくためにも、全体像を把握しておくのは、
大切なことであったりする。


今、何章? そして全何章?
今とあとの関係は?
その間はどうなる?
そうやって詰めていくとよい。
posted by おおおかとしひこ at 13:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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