キーボードの話。
キーピッチというのは、
通常のキーとキー同士の、センター間の距離。
ふつうとか、フルキーボードとか言われるやつは、
19ミリとか19.5ミリらしい。
しかし僕は、18ミリがいいと思う。
人には器用さとか不器用さとか、
手が大きいとか指が短いとかがある。
僕は手の大きさは普通なのだが、
指が短いらしい。
(つまりずんぐりむっくりな手をしている)
ブラインドタッチが下手なのも、
指が普通のキーボードでは届かなかったからなんじゃないか、
という気がしてきた。
というのも、
また今日もビックカメラで一時間ぐらいキーボードを触っていたのだが、
18ミリのキーピッチが一番ブラインドタッチがやりやすいことに、
気づいたわけなのである。
18ミリと19ミリだと5%違う。
その5%差は、指先の盲人的感覚にとって、
だいぶ大事だということに気づいた次第だ。
こういうことは、学校でもネットでも教えてくれないよね。
みんな、19とか19.5が苦痛じゃないのだろうか。
そういえば僕は足の横幅が広いので、
靴も大分履けるやつが限られている。
靴でオシャレするやつが、だから僕は嫌いなのである。
そういう意味で、
僕はこれまで間違った靴を履いていたようなものなのだ。
もし機会があったら、
色んなキーボードを触ってみることをおすすめする。
僕みたいに18が合う人もいるかも知れないので、
わざわざ書いてみた。
QWERTYで打つときに、
エンターを小指で打たずに薬指で打つ、
なんて話を聞いて、全然届かなくて困ってたんだよ。
だから右の小指はずっと痛いままで、
Aを打つ左小指も、
無理矢理広げた状態で打たされていたわけだ。
そりゃ、長い文も打てないし、打鍵も苦痛だよね。
ピアノの世界にはこういう話があるのかね。
結局指が短いと、才能がないと見なされる世界なのだろうか?
デジタルは人を幸せにするためになければならない。
なのにキーボードひとつとっても、
こういうことを誰もちゃんと言わない。
さて、
カタナ式は、18ミリのキーピッチのキーボードで開発された配列です。
19.5ミリのキーボードだと打ちにくいかも。
世の中にある様々な配列は、
開発者の指の長さやキーボードに影響されてるかも知れないね。
逆にもっと小さいキーボードや、
もっと大きいキーボードに適した配列もあるかも知れない。
ちなみに、
今日キーボードを見てきたのは、
噂のhhkbを触りにいくためだった。
日本語配列版が、壊滅的にブラインドタッチ出来なかった。
下段のズレが違うという、その具合を確認したかったのだ。
打鍵感覚や重さなんかは最高で、
2万以上の金額も惜しくない。
だがしかし、キーのズレだけは許せない。
英語配列版なら行けるのは分かったが、
109キーボード/106キーボードをいちいちキーボード切り替える度に変えるのもなあ。
右側のキー配列も違うので、
そのたびにカタナ式を切り替える必要も出てきそうで。
一個のキーボードと一個のマシンしか使わないなら、
問題ないんだが、
そういうわけにもいかない環境にいる。
うーむ、リアルフォースかなあ。
静電接点方式の良さはすごい分かった。
ベストのキーボードと使い方が思いついたら、
買うかも知れない。
何かを選ぶことは、何かを捨てることですなあ。
何を捨てたかで、その人の哲学すらも分かるかもね。
2017年02月26日
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