命題Pは、どんなものか。
それがどれだけメジャーなものか、
それとも特殊なものかで、
前説もあと説も変わってくる。
もしメジャーなものなら、
それが飽き飽きしてるものなのか、
みんな大好きなやつかでもニュアンスが変わるかも知れない。
たとえば。
今日はPという結論の話をします。
よく聞くことだけど、ほんとにそうかな。
Pなんてあるわけがないよ、この話の主人公○○も、
そう思ってたんですよ。
ところが、こんな話があったんだなあ。
(本文)
いやあ。Pってのは、ほんとにあるんですね。
みなさんもPに出会うことがあったら、
○○みたいになるかもね。ではまた来週。
とか、
今日はPという結論の話をします。
手垢がついて、フィクションではよくある結論ですよね?
そんなこと言われなくても、現実でだって大事なことですよね?
でも、今回のお話は、とても変わったところで、
Pが実現してしまった、という話なんです。
(本文)
いやあ、どこででもPって大事なんですね。
こんな変わったPもあるってことは、
あなたの周りでも、Pってことかも知れませんね。
ではまた来週。
みたいにだ。
このような前説とあと説ならば、
本文自体のあり方も変わってくるだろう。
つまりは、本文が、「Pと世間との距離感を分かって」
書かれるようになるというわけなのだ。
逆に、マイナーだとどうだろう。
今日はPという結論の話をします。
聞いたことないって?
そりゃそうでしょう。そんなの滅多にあるわけないし、
周りでそんな話、聞いたこともないでしょ?
でもね、もし世の中が本当にPだとしたら?
少しあなたの中の考えが変わるかもしれません。
主人公○○に起きた、こんな話を聞いてください。
(本文)
不思議だけど、Pはあり得るかも知れません。
世界はあなたが思うより、
ずっと複雑で、可能性に満ちているのかも知れません。
ではあなたの人生に、新しい可能性を。また来週。
あるいは、世間で信じられていることと真逆のPが、
結論になる場合もあるだろう。
今日はPという結論の話をします。
え?そんなわけないって?
逆だろうって?
いやいや、何もあなたたちの気を引くために、
わざと間違ったことをしてるわけじゃないんですよ。
世の中の常識をひっくり返す、
目から鱗の話がほんとうにあるんです。
まずは主人公○○の話をしますね。
(本文)
いやあ、まさかPのほうが真実だなんて、
考えもしなかったですね。
我々の世界の認識は、なんと甘いことか。
もっと精進しなきゃ、と目から鱗でした。
偏見や思い込みが、いかに我々の心を狭くしているか。
これから似た状況に遭遇したときは、
偏見にとらわれず、物事の真実を見極めたいものです。
さて、Pを自分だけの秘密にする?
誰かに教える?
それはあなた次第。また来週。
みたいな感じかな。
この、前説やあと説を書くことによって、
本文が一体どういう立ち位置にいるべきか、
という、内容の外にあなたの心を出すことが出来るのである。
ほんとにそのPが、本文だけで実現できてるかというチェック機能、
本文とPをベストの関係にできてるかというチェック機能、
Pと世間と本文の距離感をとるチェック機能が、
あると言えるだろうね。
もし、あなたのストーリーとテーマと本質が、
分からなくなってきたら、
こうやって、タモリ的な人に登場してもらうといい。
心理学的には超自我みたいなことかね。
オススメ。
2017年02月28日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック