2017年04月12日

【カタナ式】新配列つくるかも。

カタナ式v5はもう完成していて、
最後のバグ取りをしています。
週末には公開する予定。

カタナ式v5はかなり快適で、
仕事のメールもほとんどこれで書いており、
自分のQWERTYの1.5倍くらいは体感で速い気がしており。
逆にもう元には戻れないです。


ところで、よくあることだけど、
作業が終盤に入るときに限って、
全く新しい新作アイデアが浮かぶこと、あるよね。


今度の新配列は、
キー&フリックと名付けてみた。(仮)
左右に母音子音を分けるのとは、全く別のスタイル。

設計思想は実にシンプルで、
子音を中段一列にならべておいて、
一打目を打ったあと、
8方向に分岐するフリック入力になる仕組み。

キーボード中段スタートなら、8方向に必ずキーがある仕組みを利用。

日本語の母音は5だけど、
拗音を含めれば8という考え方もあるぐらい。
つまり、8方向フリックが合理的なんじゃないか、
という仮説。

で、さらに三打目に二重母音や長音や撥音変化を含めば、
中国から来た音(呉音や唐音ってやつだ。
これはM式の論文を参考にしている)
全てがフリック内で入力出来る、 という仕組みだ。

中段スタートなら8方向にキーが必ずあるから、
実装出来そうだぞ、と思いついてしまったわけだ。


カタナ式は、二重母音や拗音撥音に対してアルペジオ打鍵にすることによって、
スピードアップを図っている。

ローマ字なんてのは、
あくまでアルファベットの組み合わせとして、
日本語を表現するための方便に過ぎず、
そもそも日本語は「ひとつの音とその変化音」
(「あ」からは、あい、あう、あお、あー、あっ、あん。
子音からはさらに濁音も)
という1.5音として存在するんじゃないかなあ、
と思ったわけだ。

元々の中国語発音のピンインを、
無理矢理ひらがなに落とし込んだのが、
現在の日本語の表記(とくに漢字の読み)である。
六声や日本語より多い子音をひらがなで無理矢理表記したわけだ。
だから語源(音源というべきか)に戻って、
ある子音+母音変化という形に戻ればいけるんじゃないかと、
こう考えたわけである。


一応DvorakJ上で、
K段のものは全て実装できた。
以下全子音についてコツコツ組んでいこうと思っている。

ただ。
1.5音の入力には合理的だと思うんだけど、
和語やら接尾語やら、
音の組み合わせ(n-gram)はまるで関知していないのだ。
だから対して速くないかも知れない。

カタナ式に比べていいところは、
片手とか指一本でも打てるところかな。
カタナ式使ってると、両手をがっつり使わなきゃいけないので、
コーヒー飲みながらとかポテチ食いながら打てないんだよ。
つまり用途はズボラ用(笑)。

左右交互打鍵になるような設定
(フリック用のウィンドウが左右同時に出るイメージ)も思いついたので、
これもK段に関しては実装成功。

結構な設定工数があるので、
シンプルな法則性のわりには重たいファイルになりそう。
でもすぐ出来そうなので、
カタナ式のおまけになるかも知れない。

でも記号系と、外来音と、カタナ式みたいな編集モードもほしいなあ。



おれは何をやっているのか。
プログラマー魂が久しぶりに湧いてきたのかねえ。
(元PC8001とUNIX使い)
いや、多分デカイ仕事を前にしたときの現実逃避だな。
posted by おおおかとしひこ at 02:01| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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